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【東京都指定有形文化財「百段階段」】鬼のアートが宿る!『和のあかり×百段階段2025~百鬼繚乱~』サントラ「百鬼夜響」で巡る異界の旅[ホテル雅叙園東京]

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日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて、『和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~』が2025年7月4日(金)から9月23日(火・祝)まで開催!

今年のテーマは「百鬼繚乱」。

日本各地の伝統工芸やアート作品が “鬼” という切り口で一堂に会する中、鑑賞体験を立体的に彩っているのが、音楽家・ヨダタケシ氏によるオリジナルサウンドトラック《百鬼夜響》です。

テルミンや和楽器、ジャズやアンビエントといった多様な音楽が、「鬼」を通して私たちの心の奥底に問いかけてきます。

さまざまな感性と表現により創り出された「百鬼繚乱」の世界を堪能してください。



和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~

2025年7月4日(金)~9月23日(火・祝) ※会期中無休

[開催時間]
11:00~18:00(最終入館17:30)
※8月16日(土)は17:00まで(最終入館 16:30)
[入場料]

当日券:一般 ¥1,800 / 大学・高校生 ¥1,200 / 小・中学生 ¥1,000(全て税込)
※未就学児無料、学生は要学生証呈示
[会場]
ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
[販売]
ホテル雅叙園東京  /  公式オンラインチケット
[主催]
ホテル雅叙園東京

https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2025


オリジナルサウンドトラック

百鬼夜響

―わたしたちの中の鬼たちへ―

ひとりの人間の中にも、いくつもの “鬼” がいるのかもしれません。

怒り、哀しみ、孤独、不安、愛おしさ
でもそれらすべてが、私たちの感情であり、命の響き。

このオリジナルサウンドトラックでは、そんな “心の鬼たち” が夜を行進しやがて静かに溶けていく姿を描いていきます。

最後には、美しい自分と向き合えるように。

音楽と文化の灯に包まれて、あなたがあなたに還るひとときを。

[ヨダタケシ]


ヨダタケシ

手を触れずに演奏する不思議な電子楽器、テルミンを操る音楽家であるヨダタケシ氏は、女神の歌声とも評される独特な音色を操り、ファンタジックな世界を創り出しています。楽器演奏のほか、サウンドクリエイターとして国内外で映像作品等の音楽を手掛けています。

同展では、2019年、2021年~2024年に続き部屋毎の展示テーマに沿ったオリジナル楽曲を担当。ゲストヴォーカリストに片山 千穂氏を迎え、音楽で[鬼の世界]を表現します。


エントランス

里のあかり 日が暮れて、月あかりにススキが幻想的に照らされる中、温かみのあるあかりが空間を彩ります。平穏な景色の中、歩を進める度にどこか胸騒ぎを感じます。


鬼燈(きとう)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

鬼の灯りが導く、異界の入り口

虫の音と笛の旋律が重なり、太鼓の鼓動が遠くから響く・・・「鬼たちの世界」が始まる予兆が音で包みこみます。

展示作家

谷俊幸(照明作家)/ 高山しげこ(漉き紙の灯り)/ 倉敷光作所(希莉光あかり))/ 林貴俊(石巻こけし))/ 柏木美術鋳物研究所(小田原風鈴)


十畝の間

異なる者 日常の先にぽっかり広がる見慣れない世界。そこにいる人々は自分とは異なる者たち…。
相手に対する違和感が、次第に自己否定になっていく。大きな者、強い者、恐い者、見た目が違う者など、古来より多くの人たちとは異なる者と「鬼」と称してきました。日常の世界から迷い込んだここは異なる者の世界です。自分たちとは異なる容姿はまさに異なる者、しかしこの世界では自分自身が異なる者。


異形夜話(いぎょうやわ)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

妖しく、静かに、夜は語り始める

テルミンがジャズを奏でる不思議なラウンジ。異形たちが視線を向けるその瞬間、あなたは「異なる者」として音の物語に囚われていきます。

展示作家

かものはし(特殊造形)/ ステンドグラス工房かわもと(ステンドグラス)


漁樵の間

魂の声(菅原道真) 恨み、憎しみが爆発し雷神となった菅原道真。大空を裂く雷と地面を揺るがす地響きは魂の声。


雷霆ノ怒(らいていのいかり)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

天を裂くいかり

菅原道真の怒りを描いた爆発的な一曲。和太鼓とアシッドベース、ヴァイオリンが雷のごとく鳴り響きます。

展示作家

北村 春一(青森ねぶた ねぶた師)


草丘の間

鬼の住処 迷宮のような鬼の住処の入口には、美しくも妖しい世界が広がります。混乱と恐怖、抜け出せないことはわかっているのに歩を進めてしまう神秘的な場所。


冥鬼楼(めいきろう)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

鏡にうつる鬼の貌

妖艶な女妖が奏でる琵琶と語りが、鏡に映る“自分の鬼”をそっと浮かび上がらせます。

展示作家

榮-SAKAE-(かんざし作家)/ ゲンマ(照明作家)/ 佐藤 祥太(あかり美術家)/ タツミ(淡路瓦)


静水の間

百鬼夜行 鬼をはじめとする物の怪たちにも日常があります。子の刻から丑三つ時、今宵も仲間たちが集まってきました。


百鬼夜行(ひゃっきやこう)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

妖怪たちの夜まつり

ひゃーっきひゃっきひゃっきよいよいよい!の掛け声と共に始まる、楽しげでちょっぴり不気味な行進曲。子どもの心に戻って楽しめる異界のパレード。

展示作家

瀧下和之(日本画家)/ 髙橋 協子(陶芸)/ ごまん(ワイヤーアート)/ 白亜器(陶作家)


星光の間

酒呑童子 鬼の聖地-大江山に住まう帝王。今宵も酒宴が繰り広げられる。優雅で荘厳な雰囲気に満ちた城に漂う圧倒と絶望。



鬼宴(きえん)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

鬼の館に囚われて

雅楽とコーラスが交錯する中、囚われの姫の心の震えを描いたダーク・アンビエント。美しさと怖さが同居する“音の牢獄”。

展示作家

米川 慶子(フラワーデザイナー)/ 絵付けこあん(和ろうそく)/ 髙井 一平(枯吹盆栽作家)/ MONOR(工芸作家・メタルアート)


清方の間

桃源郷 鬼の去った都はまさに桃源郷のような世界。桃と梅と桜が一斉に咲くような景色が広がります。希望と喜びが美しい風になって市中に吹き抜けます。


桃幻夢(とうげんむ)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

鬼の夢の、その先へ

二胡のようなテルミンが優しく響き、幻想的な世界へ。鬼を超えた先に広がる「癒し」の音風景。

展示作家

いろした工房(ガラスランプ)/ 岡半(ゆらぎ盆栽)/ だるま商店(京都絵描きユニット)/ キタガワアキコ(ガラス造形作家)/ 金谷 美帆(ビーズアーティスト)/ 安宅漆工店(漆)/ 和のこと遊び(つまみ細工)/ 清峰堂(九谷和グラス)/ かざり工芸三浦(錺かんざし)/ 廣田硝子(ガラス・江戸切子)


頂上の間

現世の平穏 鬼との長い闘いが終わり、日常が戻ってきました。日差しをあびて金魚やにしきごいが泳ぎます。何事もないささやかな幸せを感じて。


陽暁(ようぎょう)

[オリジナルサウンドトラック「百鬼夜響」]

やさしい朝日に包まれて

かくれんぼの「もういいかい」「まーだだよ」がモチーフのメロディが、私たちの記憶と未来を静かに繋ぎます。

展示作家

柳井金魚ちょうちん祭り(山口・柳井)/ 網野 篤子(ガラス作家)/ DI Palette(紙にしきごい)



「音」で描かれた“鬼”たち。

怖いだけじゃない、哀しみ、怒り、楽しさ、優しさ……。心に潜むさまざまな「鬼」が、音楽によって浮かび上がります。

階段を一歩ずつ上るたび、聴こえてくる “心の響き” を感じながら「百鬼繚乱」の世界をお楽しみください。

 

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