【阿波おどり】蝶の如く舞い!先行く感性を吹き込む舞蝶連[創連25年記念公演]
舞蝶連のはじまりから今
蝶の如く舞う
高円寺阿波おどり連協会に加盟する舞蝶連は、1993年3月3日に有志数名で立ち上げられました。
「蝶の如く舞う」という思いを込めて命名された“舞蝶連”は、いかに美しく綺麗に舞うかを常に追い求め真剣な稽古を積み重ねていいます。
結成当時から連協会に加盟し、高円寺阿波おどりの発展のためにも日々精進しています。
継承
創連25年を迎えて行われた記念公演は「継承」をテーマに行われました。
継承は常に行われている事ですが、舞蝶連では、25年間に築き上げた“舞と音の技術”を受け継ぎただ楽しむだけでなく、その時代の先行く感性を柔軟に吹き込み、新たな蝶の舞いを生み出す事が舞蝶連の目指す「継承」です。
また、阿波おどりを通して日本文化の良さ、所作や振舞いの美しさを見直し次世代へ継承したいと願っています。
そのために、常に新しい連員を育て、踊りや鳴物などをまとめるリーダーに若手を起用し、ベテランはサポートする体制づくりを行っています。
その “道” の先に存在する “美” を目指して。
プロフィール
創連:1993年
連員:65名(2019年2月現在)
パート:女踊り/男踊り弓張り・団扇/小蝶/鳴物
公式サイト >> http://maityou.main.jp/
見学・入連希望/出演依頼
随時受付中!
連員さんから見た舞蝶連
[小蝶・連長]
阿波おどり歴:27年
ーー皆さんからは何と呼ばれていますか?
ーー舞蝶連を初めて見たのはいつですか?
客観的に見た事はありません。
ーー舞蝶連に入連するきっかけを教えてください。
(親の話では。笑)
ーー初めて舞蝶連の衣装を着た時はどんな気持ちでしたか?
ワクワクよりドキドキの方が強かった気はします。
ーー自分のパートで好きな所やポイントを教えてください。
ーー(他のパートで)ここが、きれい!かっこいい!ここは見て!というポイントを教えてください。
女踊りは、しなやかかつ艶やかさが様になっています。
弓張り踊りは、少数ながらダイナミックな演舞はかっこいいです。
鳴り物は、迫力ある音量、存在感!彼らなくしては踊りは成り立ちません。
ーー見る阿呆のみなさんに一言お願いします。
小蝶を見て楽しんで「笑顔」になって頂ける事が私の喜びです。
ーー阿波踊り以外で、日本の文化に興味や気になる事ありますか?
[小蝶]
阿波おどり歴:7年
ーー皆さんからは何と呼ばれていますか?
ーー舞蝶連を初めて見たのはいつですか?
ーー舞蝶連に入連するきっかけを教えてください。
舞蝶連を見てとてもかっこ良くて「私も一緒に踊りたい」と思ったので入連しました。
ーー初めて舞蝶連の衣装を着た時はどんな気持ちでしたか?
ーー自分のパートで好きな所やポイントを教えてください。
ーー(他のパートで)ここが、きれい!かっこいい!ここは見て!というポイントを教えてください。
ーー見る阿呆のみなさんに一言お願いします。
舞蝶をぜひ見てください。
[女踊り]
阿波おどり歴:6年
ーー皆さんからは何と呼ばれていますか?
ーー舞蝶連を初めて見たのはいつですか?
ーー舞蝶連に入連するきっかけを教えてください。
ーー初めて舞蝶連の衣装を着て参加した時はどんな気持ちでしたか?
ーー自分のパートで好きな所やポイントを教えてください。
ーー(他のパートで)ここが、きれい!かっこいい!ここは見て!というポイントを教えてください。
ーー見る阿呆のみなさんに一言お願いします。
ーー阿波踊り以外で、日本の文化に興味や気になる事ありますか?
[男踊り弓張り]
阿波おどり歴:5年
ーー皆さんからは何と呼ばれていますか?
ーー舞蝶連を初めて見たのはいつですか?
ーー舞蝶連に入連するきっかけを教えてください。
ーー初めて舞蝶連の衣装を着た時はどんな気持ちでしたか?
ーー自分のパートで好きな所やポイントを教えてください。
ーー(他のパートで)ここが、きれい!かっこいい!ここは見て!というポイントを教えてください。
かっこいいです!
ーー見る阿呆のみなさんに一言お願いします。
25周年記念公演レポート
セシオン杉並(東京・高円寺)で開催された25周年記念公演は、開場前から多くの人が集まり、開場して間もなく客席は開演を待つ人々で埋めつくされました。
静寂と高揚感につつまれた場内もほどなくして暗くなり、三味線の音色とともに舞蝶連の紹介映像が流れ始めます。
三味線の演奏が終わると、阿波踊り甚句にあわせて、女踊り、男踊りのオープニング演技となりました。
左右に幕が開くとブルーのライトをバックに横一列に並ぶ女踊り!
スローな鉦の音にあわせて踊り始めると、徐々にテンポが速くなり太鼓の音が重なると、美しく舞う女踊りも左へ右へと舞い始め華麗な踊りを魅せました。
さらに、テンポ良くなった所で、女踊りの後方から笛の音とともに、激しく力強く舞う弓張り提灯踊り、華麗に激しく舞う団扇踊りが登場。
団扇踊りは、スローな舞いを交えながらも軽やかに激しく舞い、両手に持つ金色のうちわが、華麗に舞う蝶の舞いより一層輝かせていました。
そして、小蝶が、舞台全体を使って、軽やかに可愛らしく舞い始めます。
草原にひらひらと舞う蝶を捕まえる様子描く舞いや雨降る中、傘を片手に強く吹く風に傘をもっていかれる様子をコミカルに舞い前半の演舞が終わりました。
二部は、世代を超えた三色演舞からスタートし、次世代へ継承の舞いがはじまりました。
一部では舞台横で演奏していた鳴り物も二部から舞台上での演奏と変わり、女踊りと団扇踊りの掛け合い。
小蝶が客席通路から表れ、踊りながら舞台へ。さらに、きつねの面を使ったソロ演舞あり。
クライマックスは、全ての連員が舞台上にあがって、各パートの華やかな踊りを披露。
会場からも手拍子があがりさらなる盛り上がりをみせ、舞蝶連の記念公演は華麗に激しく舞い終わりの時をむかえました。
そして、舞蝶連30周年、40周年に向けて、新たなる蝶の舞いがはじまります。
二部舞台の様子は、次ページ「25周年記念フォトギャラリー」にて写真紹介しています。
わつなぎ関連記事 >>【2019高円寺阿波おどり】行く前に知らにゃそんそん!連協会加盟の30連