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【絵獅匡[えしまさ]】画業35年、龍を意識して描き初めて15年の龍画家! 屏風奉納に龍画展開催。[神田明神インタビュー]

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画業35年、龍を意識して描き初めて15年の龍画家「絵獅匡[えしまさ]」さん。

龍は生きとし生けるものを守護するメッセンジャーであり、頑張る人を後押ししてくれる存在です。先人たちが残してくれた龍をリスペクトしながらも後世につなげるような唯一無二の龍を現代の画法で描き続けています。

絵獅匡さんは、神田明神への双龍図屏風奉納から神社御朱印帳に御朱印デザインなど、龍神から託されている想いで龍の絵と向き合って描いています。
また、「エサカマサミ」としても神田明神キャラクター・江戸っ子「みこしー」も手がけられ数多くのキャラクターを創り出しています。

そんな絵獅匡[えしまさ]・エサカマサミさんと神田明神のご縁から絵描きとしてのはじまり、必ず出会う龍のエピソドーをお届け。 手掛けた仕事や今後やってみたい事などもご紹介します。

新たなプロジェクトのチャンスです! ぜひこの機会に神田明神のご縁を授かり絵獅匡さんとつながってみませんか。



今の時代の絵を残す

──神田明神とのご縁を教えてください。

神田明神とのご縁は、平成26年(2014)年6月25日に『双龍図屏風』と『四神図屏風』を奉納した時からはじまりです。屏風奉納は、当時、ニッポン放送やポニーキャニオンにいらした稲葉昭典さん、堀田正篤さん、週刊ヤングジャンプの編集長や白泉社役員の角南攻(おさむ)さんの3人に取りなして実現しました。

その後、神田明神キャラクター・江戸っ子「みこしー」を創り出し、神田明神と交流のある初代タイガーマスクや神取忍さんのシールなどを作りました。僕はプロレス好きというのもあって交流のあった神取さんを神田明神にご紹介して奉納プロレスをやったこともありましたね。神田明神の御朱印も手がけました。



──『双龍図屏風』の中心は地球ですね。

中心に地球を配置して二匹の龍が守っているという構図なんです。神田明神は東京の真ん中にある神社なので、東京を、日本を、地球全体を守ってくださいという意味を込めています。

実は、中心に地球を配置する構図は、角南さんの考えに大きく影響されたものです。角南さんが「先人たちは月を描いてきたけど、地球を見ることができる時代の絵師が月を描いてもしょうがないよね。今の絵には地球を残すべきだよ」また、「道具もエアブラシという現代の道具を使って描くというのも、その時代の絵を残すという意味で大事じゃないかな」ともおっしゃっていて、アイデアを屏風制作に取り入れました。角南さんの言葉は本当に考えさせられたんですよ。


あと、未来の子ども達へという想いでも描いています。

図中には言魂の”恕(じょ) ”の一字を隠れ文字として埋め込んでいるんですよ。

恕とは “如の心、即ち、一切を包容して進歩向上せしめんとする心のこと。龍神の大きく包み込む愛情で全人類を見守っている。慈愛、無条件の愛を顕す心にあればこそ、人々が取り戻してゆく必要のある心です。”簡単にいうと「自分がされたくないことは、人にはしてはならない。」ということですかね。


『四神図屏風』は子ども達が見てもわかりやすくちょっと可愛いさを入れて描いてます。


仕事を辞めて上京

──角南さんとはどのようにして知り合いましたか。

昔、名古屋で車関係のデザイン会社に勤めていたんですが、絵描きになりたいという夢があったんです。

ある時、ヤングジャンプの表紙イラストのコンペがあって応募したところ受賞したんですよ。その時の編集長が角南さんで、受賞をきっかけに仕事を辞めて上京して挨拶に行ったんです。

「仕事を辞めて上京しました」と話をしたら、「どうやって食っていくんだよ!」って言われましたね。(笑)その時からの付き合いで、角南さんは僕にとっての相談相手であり、東京の親父のような感覚でした。

──上京されてから絵描きとしてどのような活動をされましたか

上京したての時は仕事を選べる状態ではなかったけれど、絵と関係のない仕事をするのは絶対やらないと決めていたんですよ。自分のタッチでなくても絵が描けるのであればライスワークと考えてやっていこうと考えていました。ただ、誰だれ風に描いてくださいという依頼だけは断りましたね。それはその方に頼んでくれって思ったので。

あと、ひとりだけ漫画家志望で高校の先輩が東京にいて、上京しましたって電話したら「じゃあ遊びにこいよ」って言ってくれたんですよ。遊びに行ったら、実は連載が決まったんだけれどアシスタントがいなくてさぁって話で、そのまま泊まり込みで1年くらい手伝ったりもしましたね。


自分のやりたいことをやれ

──上京したとのことですが、ご出身はどちらですか。

名古屋市中区の大須になります。近所に大須観音(北野山真福寺宝生院)がありまして、子どもの頃の遊び場でしたね。真言宗智山派の別院本山の寺院で、日本三大観音のひとつとも言われている観音霊場なんです。

大須観音内には、大須文庫というおよそ1万5千巻を所蔵する文庫があり、神田明神の御祭神・平将門命の事績を記した『将門記』の最古の写本(重要文化財)が所蔵されています。また国宝『古事記』も所蔵されていて、寺宝として貴重な古文書が所蔵されているんですよ。

──大須というと「日本一元気な商店街」とも呼ばれる商店街がありますね。

そうですね。一時期、さびれた商店街でもあったけれど、かつての賑わいを取り戻すために行われた大道町人祭によって多くの人が訪れるようになったんです。

今では、大道芸人が多く集まり、花魁道中もある大須大道町人祭りや春祭り、サンバパレードやライブショーに全員が主役のパレードが開催される夏祭りなど様々なお祭りが開催されています。世界コスプレサミットという世界中のコスプレイヤーが集結するイベントもありますね。

今年、10月に同級生や先輩の協力もあって原画展を開催するんですよ。上京すると決めた時、周りの人は猛反対したんですけれど、おふくろだけは「自分のやりたいことをやれ」と送り出してくれたんです。そんなおふくろが元気なうちに大須で展示会を開けるというのは感慨深いです。


絵獅匡とエサカマサミ

──画業35年で龍を意識して描き初めてから15年なんですね。

龍を意識して描き初めてからは15年ですけれど、ヤングジャンプのコンペに応募した時のモチーフがドラゴンだったんですよ。その頃は、龍への意識はありませんでしたが。

初めての仕事がヤングジャンプの扉絵の依頼で、プロ野球の開幕か何かで野球をモチーフに描いて欲しいという内容の時も、ドラゴンのキャラクターで描いたんですよ。その後、レギュラーでいただいた仕事もキャラクターがドラゴンでしたね。高校の先輩のアシスタントとして関わった作品のタイトルも「九龍」だったんですよ。

龍とは、はじまりの時からつながっているなぁって思いますね。そして、龍を意識して画名を分けたのが15年前って感じです。

──画風によって名前を変えているんですね。

最初は「エサカマサミ」という名前でイラストレーターの人生をスタートしました。龍を意識し始めて龍画を描くようになってからは、「絵獅匡」として描くようになったんです。

僕の中で2つの人格があるといいますか、かわいいイラストやキャラクターを描く「エサカマサミ」と龍画を描く「絵獅匡」とで意識も違いますし、画風も変わってきます。

──絵獅匡さんの前によく龍が現れるという話をお聞きしたのですが。

そうなんです。僕が龍の絵を描いている時、ふと散歩に出ると、その時描いている絵の構図とほぼ同じ龍(雲)が現れるんですよ。天から降りてくる龍だったり、親子の龍だったりと描いている時と同じ龍(雲)をみますね。空の雲を参考に龍を描いているように思われがちですが逆なんですよ。

神田明神に来た時は、必ずと言っていいほど見ますよ。何かしらの力がもたらして呼んでいるのかも知れませんね。


商店街でシールラリーを!

──神田明神では、縁結びの神様としてご神徳がある大己貴命(おおなむちのみこと)が祀られています。今後、どのような方とご縁を結びたいですか。

年齢とか関係なく、おもしろいことしようっていう人と会っていきたいですね。

感覚的なものなんですけれど、お会いしてお話ししていくうちに人となりが分かって、合うかなと思う方とは継続的に仕事をしています。イラストやキャラクター制作はお任せください!

あと、チームワークにも憧れますね。映画の現場で描くこともあるんですけれど、現場には、様々なジャンルのプロフェッショナルがいて、ひとつの作品を作り上げていくんですよ。その時の会話や真剣な眼差しの人々がいる空間にいると普段ひとりで作品を仕上げているときとは違う充実感がありますね。


──ほかにやってみたい仕事やプロジェクトはありますか。

スタンプラリーみたいに「シールラリー」をやりたいです。

お店でいくら買ったらそのシールがもらえるとか。その場所でしかもらえないシールを商店街の店舗で配布するとか。コレクション欲を掻き立ててお店を巡ってもらえるような仕事が出来たら嬉しいですね。龍にまつわる地域とかで、グッズ化するのもいいですね。

あと、地域のための仕事もしてみたいですね。僕の描く絵やイラスト、キャラクターが、商店街だけでなく災害復興する地域とかで少しでも役に立てたら嬉しいです。


おわりに

上京してから35年、絵描きでいられるのは運と縁だけですと話す絵獅匡さん。

人生のキーパーソンのひとりである角南さんから「バカみたいに龍だけ描けよ。そういうやつがいても、おもしれえじゃん」って、言ってくれた言葉が、僕自身を作り上げているんですよと話していました。そして、今、絵が上手な人はたくさんいますが、追求し継続していくことが大事であり、プロフェッショナルなのかなとも。

その絵に対する姿勢が、龍神を呼び込み、人々を寄せつける魅力なのかなと思います。今後も人々を魅了し、龍のごとく上昇し幸せをもたらしていくのではないかと想像します。

ぜひ、商店街や地域の活性化プロジェクト実現したいですね。

絵獅匡さんの絵やイラストを活用したい方、一緒にお仕事したい方、お問い合わせフォームよりご連絡ください。


『絵獅匡 画業35周年 龍画展』

令和5年8月27日(日)まで
[場所]神田明神資料館
[時間]午前9時~午後4時(最終受付 午後3時45分)
[拝観料]大人500円、学生300円、中学生以下無料

神田明神に奉納された『双龍図屏風』も展示しています!日にちによっては、絵獅匡さんに会えます!



 

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ひで

ひで

興味から参加した川中島合戦戦国絵巻。
鎧をまとい、手には槍に模した棒、腰には模造刀を持ち、いざ、敵軍に向かって出陣!かなりのハイテンション!
イベントの仕事でご一緒した忍者の末裔。ガチの忍者の動きを真似てみるが、鍛錬されている動きについていけず、改めて、本物のすごさに気付かされる!
初めて、着物を着ても普段の動きと違い所作の大切さに気づく!
あれ?難しそうって思っていた芸能も少しわかっちゃうと面白いぞ!のめり込んでいくのがわかる!

日本の文化というと様々ではあるが、気になったものやその時出会ったものに「まずは、やってみよう!」で、学び、体験し、きっかけ作りとなるよう伝えていきたい。

知らないことを知るって楽しいことですね^^

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