【NEWS】古からの文化交流を現代に!奈良×多賀城『多賀城 Cinema Complex with なら国際映画祭』開催
奈良の平城遷都1300年目となる2010年、映画作家の河瀬直美をエグゼクティブディレクターに迎え始まった「なら国際映画祭」。
2年に1回開催される映画祭の企画運営の他、国内外の若手監督と奈良を舞台とした映画制作や、こども・海外学生とのワークショップ、奈良市内を移動する映画館「ならシネマテーク」など、映画の魅力を伝える数々のプロジェクトを実施しています。
このたび、多賀城(宮城県)創建1300年記念事業の一つとして、NARAtive作品を上映する「多賀城 Cinema Complex with なら国際映画祭」の開催が決定。
奈良時代から文化的交流のあった奈良と多賀城の縁を現代に繋げる企画として、宮城県多賀城市にて2023年11月17日(金)から21日(火)まで珠玉の7作品が上映されます。
上映される作品は、現在上映や配信を行っていない、今回の上映会でのみご覧にいただける7作品です。
ご家族で楽しめるお子さま向きの作品もあります。ぜひ、この機会にご覧ください。
この記事の目次
「奈良×多賀城」
いにしえからの文化交流を現代に
多賀城が創建された奈良時代、現代に続くさまざまな日本文化の潮流を創造した中心は奈良にありました。東大寺を中心に、外国からの多様な音楽や舞踊が交流することで、日本独自の文化が芽吹きました。そして同じ時代、東北地方の重要な機関として、政治経済の中心を担ったのが多賀城です。
当時の奈良の最新の文化が東北にいち早く伝わったことで、東北地方における「文化の拠点」でもあり、多賀城はまさに「北の都」という存在でした。
珠玉の7作品
『びおん』
監督:山崎都世子(日本)
撮影地:奈良県奈良市田原地区/2010年
『光男の栗』
監督:チャオイエ(中国)
撮影地:奈良県橿原市/2010年
『祈-inori-』
監督:ペドロ・ゴンザレス・ルビオ(メキシコ)
撮影地:奈良県十津川村/2012年
『ひと夏のファンタジア』
監督:チャン・ゴンジェ(韓国)
撮影地:奈良県五條市/2014年
『東の狼』
監督:カルロス・M・キンテラ (キューバ)
撮影地:奈良県東吉野村/2016年
『二階堂家物語』
監督:アイダ・パナハンデ(イラン)
撮影地:奈良県天理市/2018年
『再会の奈良』
監督:ポンフェイ(中国)
撮影地:奈良県御所市/2020年
【作品詳細】https://narative.jp/films
多賀城 Cinema Complex with なら国際映画祭
[日時]2023年11月17日(金)〜2023年11月21日(火)
[場所]市川地区集会所、イオン多賀城店、STEP(さんみらい多賀城イベントプラザ)、大代地区公民館、
PUBLIC HOUSE多賀城店
[料金]~1,500円(会場によって異なります。)
詳しくは、ホームページをご確認ください。
https://www.city.tagajo.miyagi.jp/sozo/bunka/1300/cinemacomplex.html
[主催]
多賀城創建1300年記念事業実行委員会(事務局/企画経営部市民文化創造課)
[上映に関するお問合せ先]
多賀城市企画経営部市民文化創造課文化創造係 電話番号:022-368-1141(代表)
多賀城創建1300年記念事業
神亀元年(724年)に創建された多賀城は、11世紀の中頃にその役目を終えるまで、古代東北の政治・文化・軍事の中心地としての役割を果たしました。その多賀城の名は、「賀(よろこ)び多き城」と読むことができるように、東北の安寧を願ってつくられた城と言われています。この「多賀城」が、2024年に創建1300年という記念すべき年を迎えるにあたり、様々な文化プログラムが展開されます。