【東京都指定有形文化財「百段階段」】文化財建築を舞台に繰り広げられる物語「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」開催[ホテル雅叙園東京]
この記事の目次
みどころ1
おとぎばなしの世界に没入
おとぎばなしは、架空の旅亭「雅楼」から古い巻物が発見されるところから始まります。竹取物語、葛の葉伝説、天女の羽衣など、巻物に綴られた不思議な物語を、7つの部屋に展示。本企画展のために作曲されたオリジナル音楽に耳を傾けながら、ストーリーを五感で受け止めると、自分自身が物語の中に存在するような体感を得られます。
みどころ2
圧倒的な作品数、感性の共演を愉しむ
物語を創り上げるのは40名を超えるつくり手たち。軽やかに天井を泳ぐ切り絵加工の鯉、いけ花でダイナミックに表現された水流、その流れに逆らい力強くもしなやかに舞う水墨画の龍など、文化財を舞台に、異なる技術と感性のコラボレーションにより生まれた、ここでしか出合うことのできない空間展示をお愉しみください。
みどころ3
日本各地の作品が集結
石川県の九谷焼や、岡山県の希莉光あかり、宮崎県の竹灯籠、山口県のお祭りを彩る民芸品など、日本各地よりさまざまな作品が揃います。町の風情を感じ、古き良き美をそのままに継承する伝統工芸から、伝統技術を現代風にアレンジし昇華させる若き芸術家の作品、サステナブルな取組みから生まれた作品まで、新旧さまざまなアートを間近でご覧いただけます。
オリジナルサウンドトラック
本展にあわせて生まれた八つの物語音楽。「妖美なおとぎばなし」の世界に没入させてくれる音楽です。
和のあかり×百段階段2024
オリジナルサウンドトラック「羽衣」/ ヨダタケシ
ヨダタケシ(音楽)
手を触れずに演奏する不思議な電子楽器、テルミンを操る音楽家であるヨダタケシ氏は、女神の歌声とも評される独特な音色を操り、ファンタジックな世界を創り出しています。楽器演奏のほか、サウンドクリエイターとして国内外で映像作品等の音楽を手掛けています。本展では2019年、2021年、2022年に続き部屋毎の展示テーマに沿ったオリジナル楽曲を担当しました。ゲストヴォーカリストに片山千穂氏を迎え、音楽で[妖美なおとぎばなし]を表現します。
エントランスホール
巻物に綴られたおとぎばなし
安宅漆工店
中野形染工場×ハナブサデザイン(越谷 籠染灯籠)
プロムナード
おとぎばなしの玄関
柏木美術鋳物研究所(小田原風鈴)
小澤 康麿(造形作家)
十畝の間
[じっぽのま]
荒木十畝によって23面の襖仕立ての鏡板に四季の花鳥画が描かれ、黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋。
竹取物語
駄bamboo(竹灯籠)
高山 しげこ(漉き紙の灯り)
漁樵の間
[ぎょしょうのま]
室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫と日本画に囲まれた絢爛豪華な部屋。
葛の葉伝説~安倍晴明 誕生奇譚~
松竹衣裳株式会社
歌舞伎座舞台株式会社
葛の葉伝説
家名復興のために信太大明神に参詣していた安部保名が、狩人に追われた白狐を助け逃しますが、己も傷を負い谷川にて傷を洗っていると、水を汲みに来た若い娘・葛の葉と出会います。葛の葉の介抱を受け共に里へ帰り、その後童子という子が授かります。この葛の葉こそ保名が助けた白狐でした。6年後のある秋の日、ふとしたことで童子に狐の姿を見られてしまい、ともに暮らすのはこれまでと、想いを綴った歌を残し信太の森へ去ってしまいます。
母を恋い慕う童子を連れて、保名は信太の森で急ぎます。森の中で泣きながら母の姿を求める童子の様子を涙を流し見つめる一匹の狐。「在りし日の葛の葉の姿でなぐさめてやっておくれ」という保名の思いに対し、狐は池に姿を映し女人の姿となり、我が子を抱き上げ、形見の白い球を与えた後、ふたたび狐となり森の奥深くへと消えていきました。この童子が成人した姿が安倍晴明と伝えられています。
草丘の間
[そうきゅうのま]
格天井、欄間に礒部草丘の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が書かれ、障子建具が手の込んだ面越組子の部屋。
鯉の滝登り~登龍門伝説~
粕谷 尚弘(一葉式いけ花 家元)
小林 東雲(水墨画家)
いろした工房(ガラスランプ)
DI Palette(紙にしきごい)
静水の間
[せいすいのま]
天井や欄間が橋本静水に描かれ、格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月の金箔押地秋草が描かれた部屋。
おとぎばなしのいきものたち
井上 裕起(現代美術家)
水咲 智明葵(樹脂画造形作家)
下田 顕生(ガラス作家)
早川 鉄平(切り絵作家)
bunbun工房(ひょうたんアート)
猿田 壮也(陶芸家)
征矢 剛(金属造形作家)
田島 周吾(日本画家)
星光の間
[せいこうのま]
奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太で、次の間の床柱は槇出節、両室とも格天井・欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれた部屋。
善悪の物語~本当に怖いものは何?~
永濱 貴之(鬼師)
篠原風鈴本舗(江戸風鈴)
髙橋 協子(陶芸)
桒原 淑男(陶人形作家)
よねやまりゅう(造形作家・人形師)
清方の間
[きよかたのま]
美人画の大家、鏑木清方が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の部屋。
見るなの花座敷~鶯長者~
濱 直史(立体切り絵作家)
倉敷光作所(希莉光あかり)
榮(かんざし作家)
山本 真衣(硝子造形作家)
清峰堂(九谷和グラス)
東京水引(創作水引)
キタガワアキコ(ガラス造形作家)
和のこと遊び(つまみ細工)
森谷 糸(ガラス作家)
菅原工芸硝子(ガラス工芸)
ナガエ(逆さ富士)
絵付けこあん(和ろうそく)
頂上の間
[ちょうじょうのま]
天井画は松岡映丘門下の作品です。前室、本間ともに格天井で、本間の床柱は黒柿の銘木を使用した部屋。
天女の羽衣~終末の章~
弦間 康仁(照明作家)
和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~
2024年7月5日(金)~9月23日(月・休)
[開催時間]
11:00~18:00(最終入館17:30)※8月17日(土)は17:00まで(最終入館16:30)
[入場料]
当日券:一般 ¥1,600 / 大学・高校生 ¥1,000 / 小・中学生 ¥800 ※未就学児無料、学生は要学生証呈示
[会場]
ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
[販売]
ホテル雅叙園東京(一般入場券)/ 公式オンラインチケット(一般入場券、グッズ付)
[主催]
ホテル雅叙園東京
[お問合せ]
03-5434-3140(イベント企画10:00〜18:00)
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2024
和のあかり×フォトウエディング
幻想的なあかりの中でのフォトウエディング。本企画展のダイナミックな作品を背景にした幻想的な撮影をはじめとする4カ所のロケーション撮影ができます。
【期間】2024年7月5日(金)~ 9月23日(月・祝)※1日1組平日限定
【料金】¥297,000(税込)
【場所】東京都指定有形文化財「百段階段」(階段廊下 および、十畝の間 または 草丘の間)/ 庭園内「涼みどこ」 / 和室宴会場「竹林」(計4カ所)※雨天時は一部変更あり
【内容】ご新郎、ご新婦衣裳各1着 / ご新郎、ご新婦着付 / ご新婦ヘアメイク / 造花髪飾りレンタル / 撮影料 / 撮影データ(約100カット)/ 1分ショート動画撮影 / ブライダルエスコート / 事前衣裳合せ(平日)
【URL】 https://www.hotelgajoen-tokyo.com/wedding/weddingphoto/wanoakari2024
【ご予約・お問合せ】03-3491-5111(ブライダルサロン)平日12:00~19:00、土日・祝日10:00~20:00 ※水曜定休
浴衣プラン
浴衣の着付、レストランでのお食事に加え、本企画展に優待料金でご入場いただけます。浴衣、帯、下駄、バックの組み合わせは、ご自身でコーディネートでき、専任スタッフが着付。お食事は、5つのレストランからお選びいただけます。
【期間】2024年6月17日(月)~ 9月30日(月)
【料金】¥15,500~(税サ込)
【内容】お食事(ランチ・アフタヌーンティー・ディナーよりお選びいただけます) / 浴衣一式 / 着付 / オリジナル団扇 / 企画展50%割引優待券 ※浴衣はお持ち帰りいただけます
【URL】 https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/52142
【ご予約・お問合せ】050-3188-7570(レストラン総合案内 10:00~19:00)