【江戸きもの】デジタルで“きもの”着用体験!あなた好みの一着を「江戸きものLOOKBOOK」開催[東京国立博物館]
体験の流れとポイント!
STEP1
江戸のトレンドをチェック
会場内では、江戸時代に発行されたきもののデザインブック「雛形本」をイメージした LOOKBOOKをご覧いただけます。
STEP2
自分だけの一着にアレンジ
デジタル着用体験がでいるのは、東京国立博物館所蔵の名品「小袖 黒綸子地波鴛鴦模様」「振袖 白縮緬地梅樹衝立鷹模様」の2種類。どちらかひとつを選び、タブレットでメインカラー、ポイントカラーを変更すると、あなただけの一着にアレンジすることができます。
STEP3
きものをバーチャル試着!
タブレットでアレンジしたきものを、86インチの4Kモニターに投影。バーチャルできものを試着できます。指定されたポーズをとると、選んだきものの注目ポイントも聞くことができます。体験の最後には、自身のスマホできもの姿の写真撮影もできます。
担当研究員の思い
江戸きものはオートクチュール。その注文に用いられたのが、たくさんのきもののデザインを載せた「雛形本」です。
江戸時代前期から中期にかけては、経済力をつけた町家の女性たちがもっとも華やかなきものを着て、お互いに自慢しあった時代でした。元禄期だけでも23冊あまりの雛形本が刊行され、ファッションへの関心の高さがうかがえます。女性たちはそれらの雛形本を眺めながら、色を選び、刺繡や絞りなどを入れる場所を相談して、自分好みのきものをあつらえたことでしょう。今日は江戸時代にタイムスリップ。どんなきものが仕立て上がってくるのでしょう。ぜひ、江戸きもの体験を楽しんでみてください。
(小山弓弦葉・東京国立博物館 調査研究課長)