【NEWS】体験して楽しめる! 親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」開催【東京国立博物館】
この記事の目次
浮世絵
日本の江戸時代(17~19世紀)の人びとの姿や世の中の様子を描いた浮世絵。
本展の浮世絵コーナーでは、複製品の展示を通し、版を重ねて多色摺りの浮世絵版画ができるまでの工程を紹介します。また、会場内ではスタンプを重ねて浮世絵版画のしくみを体験できます。
スタンプコーナー(2020年度 親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」の様子)
[1]多色摺り版画の複製品
最初は絵の輪郭です。これを主版(おもはん)といいます。
[2]多色摺り版画の複製品
きものは黄色い地に茶色い縞を重ねます。
[3]多色摺り版画の複製品
背景は「雲母(うんも)」をのせた雲母摺(きらず)りでメタリックに表現されます。
[4]多色摺り版画の複製品
完成(ここでは工程を省略して紹介しています。)
多色摺り浮世絵版画の現代につくられた複製品
制作:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団
原作品:重要文化財 三代目大谷鬼次の江戸兵衛 東洲斎写楽筆 江戸時代・寛政6年〔1794〕
うるし
「ウルシノキ」の樹液を、器の表面に塗り重ね飾ったものを漆工芸とよびます。この樹液に色をつけたり、漆を接着剤のように使い金属の粉を蒔きつけたり(蒔絵・まきえ)、金属や貝殻の薄い板を貼りつけたり(螺鈿・らでん)と、さまざまなテクニックで文様を表します。
会場のタッチ端末では、漆工芸に用いられるテクニックを学びながら、尾形光琳の代表作である国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」を題材としたオリジナルの漆の箱をデザインできます。(コンテンツ制作:TNYU Inc.)
※デザインしたオリジナルの漆の箱は、ペーパークラフトの型紙データとして、会場でお手持ちの携帯端末等にダウンロードできます。ダウンロードしたデータはご自宅で印刷の上、組み立ててお楽しみいただけます。 ※会場で型紙データの印刷サービスも実施します。
うるし 体験コーナー(2020年度 親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」の様子)
タッチ端末
きもの
[開催期間]7月20日(火)~8月15日(日)
日本の民族衣装として知られるきもの。江戸時代のはじめ(17世紀)には、雛形(ひいながた)と呼ばれる、きもののファッション雑誌が刊行されていました。
このコーナーでは雛形をモチーフにしたぬりえに思い思いの色をぬって、細かい模様やデザインの工夫を楽しめます。
雛形のぬりえ
よろい
[開催期間]8月17日(火)~9月5日(日)
日本のよろいは、武士が合戦の時に着て身を守るだけではなく、自分の活躍をアピールするために、力強く、そして美しくつくられています。
このコーナーでは、よろいの構造がわかる着付け動画をご覧いただけます。また、現代につくられたよろいの展示により、伝統的な技法を間近でじっくり観察できます。
※会場ではよろいの着付け体験はできません。
榊原康政・甲冑
榊原康政が用いた甲冑をモデルにしたもの
制作:甲冑工房丸武
原作品:重要文化財 黒糸威二枚胴具足 榊原康政所用 江戸時代・17世紀
足利尊氏・兜
足利尊氏が用いた兜をイメージしたもの
制作:甲冑工房丸武
親と子のギャラリー
「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」
ポスタービジュアル(イラスト:萩原慶)
2021年7月20日(火)~9月5日(日) 本館1階 特別4室
※「きもの」コーナーは7月20日(火)~8月15日(日)、「よろい」コーナーは8月17日(火)~9月5日(日)に実施します。
[会場]東京国立博物館 本館 特別4室
[開館時間]9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで 体験受付は閉館15分前まで
[休館日]月曜日 ※ただし、8月9日月・休は開館
[観覧料]一般1,000円、大学生500円
※総合文化展観覧料および開催中の特別展観覧券(観覧当日に限る)でご覧いただけます。 ※当館では事前予約制(日時指定券)を導入しています。入館にあたって、すべてのお客様はオンラインでの日時指定券の予約が必要です。詳細は東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。 ※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。 ※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。 ※特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」(6月22日(火)~9月12日(日))、聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」(7月13日(火)~9月5日(日))は別途事前予約(日時指定券)および観覧料が必要です。 ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、東京国立博物館ウェブサイト等でご確認ください。
[主催]東京国立博物館、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
[お問合せ]050-5541-8600(ハローダイヤル)
[ウェブサイト]https://www.tnm.jp/