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【東京国立博物館創立150年記念】すべて公開! 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」開催[東京国立博物館]

 2022/10/07 造形 芸術
 
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見どころ

史上初! 所蔵する国宝89件すべてを公開

東京国立博物館が所蔵する国宝89件すべてを展示します(会期中展示替えあり)。これは150年の歴史上はじめての奇跡的なことで、誰も見たことがない、メモリアルイヤーにふさわしい展示が実現します。


明治から令和まで、東博150年の歩みを追体験

東京国立博物館の150年を3期に分け、各時代の収蔵品や関連資料などから、その歩みを紹介します。150年前の湯島聖堂博覧会や帝室博物館時代の展示品による再現展示、かつて展示されていたキリン剥製標本の里帰りなどを通して、当時の人々の驚きや感動を追体験していただきます。


国宝刀剣が集結! 東博に「国宝刀剣の間」出現

東京国立博物館が所蔵する国宝の刀剣全19件(日本最多!)を、一つの展示室でまとめて展示します。見どころである刃文や地鉄の美をじっくり鑑賞できるようデザインした展示空間、名付けて「国宝刀剣の間」で日本刀の魅力にどっぷり没入してください。


第1部 東京国立博物館の国宝

現在、国宝に指定されている美術工芸品は全国に902件あります。東京国立博物館ではその約1割となる89件を所蔵し、日本最大の国宝コレクションを誇ります。第1部では、この国宝89件すべてを会期中に公開します。
●国宝89件の作品画像のうち、一部は部分掲載をしています。●会期中、一部作品の展示替えを行います。


国宝 孔雀明王像 平安時代・12世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:10月18日~11月13日



国宝 秋冬山水図 雪舟等楊筆、室町時代・15~16世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:10月18日~11月13日



国宝 松林図屛風(右隻) 長谷川等伯筆、安土桃山時代・16世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:10月18日~10月30日



国宝 松林図屛風(左隻) 長谷川等伯筆、安土桃山時代・16世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:10月18日~10月30日



国宝 洛中洛外図屛風(舟木本)(右隻) 岩佐又兵衛筆、江戸時代・17世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:11月15日~12月11日



国宝 洛中洛外図屛風(舟木本)(左隻) 岩佐又兵衛筆、江戸時代・17世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:11月15日~12月11日



国宝 古今和歌集(元永本)上帖 平安時代・12世紀、東京国立博物館蔵 三井高大氏寄贈、※会期中、展示場面を変更します



国宝 紅白芙蓉図 李迪筆、中国 南宋時代・慶元3年(1197)、東京国立博物館蔵、展示期間:10月18日~11月13日



国宝 無隠元晦あて法語 馮子振筆、中国 元時代・14世紀、東京国立博物館蔵 松平直亮氏寄贈、展示期間:11月15日~12月11日



国宝 竜首水瓶 飛鳥時代・7世紀、東京国立博物館蔵



国宝 埴輪 挂甲の武人 群馬県太田市飯塚町出土、古墳時代・6世紀、東京国立博物館蔵



国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱 尾形光琳作、江戸時代・18世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:11月15日~12月11日



国宝 太刀 銘 三条(名物 三日月宗近) 平安時代・10~12世紀、東京国立博物館蔵 渡邊誠一郎氏寄贈


第2部 東京国立博物館の150年

東京国立博物館は、150年という日本でもっとも長い歴史をもつ博物館です。

第2部では明治から令和にいたる博物館150年の歩みを3期に分け、それぞれの時代に収蔵された作品や関連資料を通して東京国立博物館のこれまでと現在、そしてこれからを展望します。


第1章 1872-1885 博物館の誕生

東京国立博物館は、1872(明治5)年に旧湯島聖堂大成殿で開催された博覧会を機に誕生しました。

その目的は、博覧会を通して日本の近代化を図ると共に、日本の文化力を国内外に発信すること、そして急激な西欧化で危機的状況にあった文化財を守ることであり、博物館に加え、植物園、動物園、図書館の機能を備えた総合博物館を目指した壮大なものでした。

1882(明治15)年、この日本初の近代総合博物館は、上野公園の現在地へ拠点を移し、その活動を本格化させます。


「古今珎物集覧」と湯島聖堂博覧会の再現


古今珎物集覧 一曜斎国輝筆、明治5年(1872)、東京国立博物館蔵


見返り美人図


見返り美人図 菱川師宣筆、江戸時代・17世紀、東京国立博物館蔵、展示期間:10月18日~11月13日


第2章 1886-1916 皇室と博物館

1886(明治19)年、博物館は宮内省所管となり、3年後に「帝国博物館」、さらに11年後に「東京帝室博物館」と改称されます。

国家の文化的象徴、さらには皇室の宝物を守る美の殿堂と位置付けられ、歴史・美術博物館としての性格を強めていきます。この帝室博物館の時代に、関東大震災による本館の損壊と復興、戦争による文化財の疎開という大きな出来事を経験すると共に、収蔵品や調査研究の充実が図られ、現在に続く博物館活動の基礎が築かれました。


天産部と「キリン剥製」里帰り


キリン製標本展示の様子


重要文化財
三代目大谷鬼次の江戸兵衛


重要文化財 三代目大谷鬼次の江戸兵衛 東洲斎写楽筆、江戸時代・寛政6年(1794)、東京国立博物館蔵、展示期間:10月18日~11月13日


第3章 1947-2022 新たな博物館へ

終戦後の1947(昭和22)年、当館は国民の博物館として新たな一歩を踏み出しました。

そして今日まで、組織の拡充と改編、施設の増改築を重ねつつ、変わることなく文化財の収集保存、展示公開、調査研究に取り組むと共に、最新技術の導入、新たな研究領域の開発、文化財活用の充実など、つねに社会や時代の変化に応じた博物館活動に挑戦しています。

今この時も変わることなく変わり続ける新たな博物館、それが東京国立博物館なのです。

新収蔵の金剛力士立像を初お披露目


金剛力士立像 平安時代・12世紀、東京国立博物館蔵


※「キリン剥製標本」以外、すべて東京国立博物館所蔵です。
※期間表記のないものは通期での展示を予定しています。



東京国立博物館創立150年記念
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

2022年 10月18日(火)~12月11日(日)

[会場] 東京国立博物館 平成館

[開館時間] 9時30分~17時00分、金曜・土曜日は20時00分まで(総合文化展は17時00分まで、入館は閉館の30分前まで)

[休館日] 月曜日

[観覧料金] 事前予約制
一般2,000円、大学生1,200円、高校生900円

※会期中、一部作品の展示替えを行います。
※展示作品、会期、展示期間、休館日等については、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。

[主催] 東京国立博物館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
[協賛] JR東日本、大伸社、大和ハウス工業、横河電機、横河ブリッジホールディングス

[展覧会公式サイト] https://tohaku150th.jp/


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