【阿波おどり】きっかけは高円寺!見る阿呆から踊る阿呆に[体験レポート]
きっかけは高円寺
阿波踊りを見た事がないどころか、阿波踊りという言葉を聞いた事がある程度でした。そんな中、高円寺の阿波踊りを見に行く機会があり行く事になりました。当然、高円寺阿波踊りの知識は無く、どんな雰囲気なのか?どこでやっているのか?まっ行けば分かるかな?って感じで行ったところ、阿波踊りはすでには始まっており、鉦と太鼓の音が聞こえ、沿道はかなりの賑わいでした。
おっ!このお囃子、楽しいリズムではないか!
急ぎ商店街に入り、立ち止まって見られる所をみつけて待っているとお囃子にあわせて踊り手さんがきました。
優雅に艶っぽく踊る美しさ!
その瞬間、ハマりましたね(笑)
他の所でも見たくなり大通りへ移動すると、揃った踊りの優美さ!激しい踊りの力強さ!お囃子の小気味良いリズム!沿道の観客も一体となって盛り上がる阿波踊りを体感し、見る阿呆になりました。
この時、どんな連が出ているはもちろん、踊り手のグループを「連」という事や、女踊り・男踊り・鳴り物のパートに分かれて構成している事も知りませんでしたが、気軽に楽しめちゃったんですよ。
踊る阿呆にむけて
踊りが始まり、踊りが決まり、見せ場がくると沿道からの歓声と拍手で盛り上がります。踊り手さんの掛け声に合わせて掛け声をかけると一緒に楽しめますね。
美しく、楽しく、盛り上がり、見ているだけでもワクワクする阿波踊りだったのですが、ふと!?踊り手さん楽しそうだなぁ。出てみたいなぁ。と思う瞬間がありました。特に踊りや楽器をしていた訳でもなく、楽しそうだなぁという興味だけで気持ちが動いていました。
今思えば、知らなかったから気軽に動けたのかもしれません(笑)
三鷹商工会を母体とする「三鷹商工連」を紹介していただき練習見学&体験に行ってみました。シーズン途中で出演に向けて詰めの段階だったにも関わらず、基礎の動きを教えて頂き、練習の様子を見せて頂きました。
男踊りとして入るのですが、男踊りの基本は腰を低く、足を開き、つま先をさす(連によって踊りは違います)など簡単に動きを教わり試してみるとびっくりです。
この体勢ですか!? 足がプルプル、 少し試しただけなのに全身汗だく、体はぐったり。
これは出来るのか?と不安でしたが、踊る阿呆にむけて新シーズンの10月から正式に「三鷹商工連」でお世話になると決めちゃいました。
「魅せる連へ!夢中になる!」三鷹商工連 >>>https://www.mitaka-shokoren.com/
はじめての流し踊り
全体の練習は毎週水曜日の夜で、1年目は、基本を覚えるために素踊り(うちわや提灯を持たない踊り)を練習します。まずは、足の動きだけを覚えていき、手をつけていき、合わせて掛け声も覚えていきます。ひとつづつ丁寧に教えて頂き理解したつもりでも、思っている様に体が動きません。動画を撮って練習中であったり、練習後に見せてもらうのですが、カクカクした動きでロボットみたいだし、カッコ悪いんですよね。
練習後から翌日の疲労度は半端なかったです。
しばらく、筋肉痛でカクカクです。
▲まずは、足の動かし方の練習
基本の形が体に入り込まない中、3月末「三鷹交通安全フェスタ」にて三鷹市内のいくつかの連が合同でパレードを行うから参加してみたら?という話を頂きました。
「えっ!こんな状態で出ていいんですか!?」と言いながら、経験だと思い参加を決めました。パレードに向けて、自分用の衣装を用意して頂き、他に必要なアイテムも揃え、初めて着た衣装は着せられている感が満載でしたね。
パレードでは、掛け声も出来ず、手足も逆になったりとボロボロでしたが、はじめての流し踊りに参加したという事だけで良かったとしました。(プラス思考^^)
▲リズムが早くなったら手足逆になっていました。なぜだろう(;^_^A
男踊り(提灯)衣装
1/ゆかた(連貸出)
2/晒[さらし](購入)
4/パッチ(購入)
5/足袋(購入)
6/角帯(購入)
7/手ぬぐい[連仕様](購入)
8/提灯[連仕様・名入れ](購入)
9/巾着[連仕様](購入)
10/印篭[連仕様・名入れ](購入)
いよいよ高円寺阿波踊り
基礎練習が続く中、全体での演技構成練習や各パートごとでの演技練習を行うようになりましたが、構成の演技だけでなく、演技に入るタイミングすら分からず、頭の中がいっぱいになって不安だらけになっていきました。踊りの形ばかり気にしていて、鳴り物さんの音を聞く余裕が無かったんですよね。
それでも、練習し続け、頭の中いっぱいになり、落ち着いて動画を見るを繰り返し行っていくと少しずつ分かってくるんですよ。分かる部分が増えてくると楽しくなってきて、余裕も出てきます。その分、指摘される部分も増えてきましたが(笑)
▲基礎は大事。楽しむのも大事。
阿波踊りは、知らないだけで、各地で開催されているんですよ。
それぞれの連によって違いますが、2018年の三鷹商工連として出演は10会場です。
[5月]浅草橋紅白マロニエまつり
[7月]三鷹商工まつり
[7月]有料老人ホームサマーパーティー
[7月]小金井まつり
[8月]新川中原コミュニティ盆踊り(おあやぎ公園)
[8月]中目黒阿波踊り
[8月]三鷹阿波踊り
[8月]高円寺阿波踊り
[9月]稲城阿波踊り
[9月]初台阿波踊り
阿波踊りまつりに参加してみてると練習とは違う感覚を経験できます。
サーサー!サーサー!
いよいよ高円寺阿波踊りへの参加です!
やっぱり踊りはやめられない
運がいいのか!?
今回の高円寺阿波踊りでは、三鷹商工連のスタート地点が大通り(みなみ演舞場)の中間地点からでした。桟敷席も設置される所で、どんな雰囲気なのかなぁとドキドキでしたが、高円寺で踊る阿呆になりたい!楽しみたい!とワクワクしましたね。
みなみ演舞場中間地点からのスタートに立てるなんて運が良かったです。
大通りに出ると沿道から拍手や声援で迎えられ、「ありがとうございます」と答えながらスタート地点に向かいましたが、確実にひきつった顔で挨拶していたと想像します(笑)
「サン!ニー!イチ!スタート」のカウントダウンとともに始まりました。
始まってみると意外と沿道の観客を見る事できましたが、緊張で口の中がカラカラでしたね。
みなみ演舞場からルック商店街第1、第2と待ち時間もなくスムーズに進んでいき、大通りに戻ってきた所で用意して頂いている水分をたっぷり補給し、少し落ち着いていました。
徐々に暗くなっていくと踊り手や観客の熱気が高まり、JR高円寺駅に向かう中央演舞場では、左右に二重三重四重となる観客に迎えられ、さらに気持ちが盛り上がりましたね。
疲労はありましたが、楽しくて仕方なかったです。
「やっぱり踊りはやめられない」その通りでした。
ひとつになる阿波踊り
参加する前に聞いていたのは、「待ち時間は結構あるよ」とか「8ある演舞場のうち、5か6演舞場いけば良いかな」という話でした。
実際は、みなみ演舞場・ルック第1演舞場・ルック第2演舞場・中央演舞場・ひがし演舞場・純情演舞場・パル演舞場と気がついたら7演舞場まわって、桃園演舞場待機の所で終わりかなと思っていたら「準備出来ていたら中央演舞場入ってください」と中央演舞場で最後まで踊る事が出来ました。
運営されている方々の的確でスムーズなコントロールがあったからこそ成り立っているんだと頭の下がる思いでいっぱいでした。
1957年に商店街の賑わいを求めて始まった高円寺阿波踊りは、地元の協力にはじまり、運営の皆さん、沿道で盛り上げ楽しむ観客、参加連がひとつになって盛り上がり続けて行く阿波踊りイベントだと改めて思い、阿波踊りに魅せられるのには理由があるんだなぁとわかりました。
わつなぎ関連記事 >>【2018高円寺阿波おどり】行く前に知らにゃそんそん!連協会加盟の30連
まとめ
見る阿呆から始まった阿波踊りも皆さんのおかげで踊る阿呆となり高円寺阿波踊りに参加出来ました。
支えてくださった全ての方にお礼申し上げます。
来シーズンは、より盛り上げ、魅せる踊りで、楽しみます。
ヤットサー! ヤットヤット!
わつなぎオススメ記事 >>日本酒が好きになる!美味しい飲み方と日本酒の種類