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【金魚ちょうちん】漆喰の白い壁金魚ちょうちんが泳ぐ!柳井金魚ちょうちん祭り2020[山口県柳井市]

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金魚ちょうちんとは

柳井金魚ちょうちんは、今から150年前、幕末の頃に誕生したと言われています。

創始者は柳井津金屋でロウソク屋を営んでいた熊谷林三郎氏。青森のねぶたにヒントを得て、近隣の子供たちを喜ばすために作り始めました。

金魚ちょうちんには、現在柳井縞の会により復興が進められている「柳井縞」の染料を用いており、この時の金魚ちょうちんは現在の形とは少し違っていたようです。

林三郎の死後は、二代目から三代目、四代目へと製作は受け継がれていましたが、第二次世界大戦が始まると一時、金魚ちょうちん作りは廃れてしまいます。

しかし、四代目が昭和37年に亡くなる直前に、金魚ちょうちんの存在を知った上領芳宏氏が、四代目より技法を習得、見事金魚ちょうちん作りを復活させました。


柳井金魚ちょうちん祭りのはじまり

金魚ちょうちんが現在のように県内外で広く知られるようになったのは1972年頃、柳井市の河村信男氏が小学生にちょうちん作りを教えるようになったのがきっかけです。

その後、河村氏はもっと金魚ちょうちんを広めたいと言う熱意のもと、県内外での宣伝活動や講習にも力を入れ始めます。

その努力が実り、作り手は増え、柳井市は「金魚ちょうちんの街」として知られるようになり、1992年に祭りが始まりました。

金魚ちょうちん祭りでは、会場内はおよそ4000個の金魚ちょうちんで彩られ、そのうち約2500個には灯りがともされ楽しく幻想的な雰囲気となります。

最大の見どころは「金魚ねぶた」です。青森のねぶたのように、大きな金魚が会場を練り歩き、その様は堂々としており迫力満点です。県内外から毎年8万人程度動員します。


2020年柳井金魚ちょうちん祭り

日程

[本祭り]
2020(令和元)年8月13日

※雨天の場合は一部イベントが中止となることもあります。

開催場所

JR柳井駅~白壁の町並み一帯
(柳井市中央~柳井津)

見どころ

ねじり鉢巻をした大きな金魚が街並みを練り歩く金魚ねぶたが最大の見どころです。

成人男性が数人がかりでしか動かせない大きな金魚ねぶたは迫力があり、訪れた人を喜ばせます。また、柳扇会による「金魚ちょうちん踊り」も金魚ちょうちん祭りを一層盛り上げます。

お祭りのクライマックスには871発のふるさと花火が打ち上げられ、華やかで雄大な金魚ちょうちん祭りにふさわしいフィナーレとなります。


まとめ

遠く離れた青森のねぶたにヒントを得て発展してきた金魚ちょうちん。

そして金魚ちょうちんを広めたいという熱意から生まれた金魚ちょうちん祭りは多くの方を毎年楽しませます。

お近くにお越しの際は、「金魚ちょうちん」「金魚ちょうちん祭り」を見に来てください。


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ゆずこ

ゆずこ

大学時代に出会った友人の影響で、お寺巡りや仏教に興味を持ちました。それがきっかけで、日本人の思想や日本文化全体に興味を持つようになりました。

日本の建築物や着物、独自の色づかい、和食や和菓子、本当に繊細で美しいものばかりだと思います。そんな日本文化の魅力をお伝えし、皆さんと一緒に楽しめたらなと思っています。

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