【御朱印】知っておきたい!御朱印とは? 御朱印をいただく前、いただき方
御朱印とは
御朱印の起源には諸説あるのですが、元来はお寺にお経を納めた証としてお寺から頂く証書のことを指していたと言われています。
江戸時代以前の神仏習合の時代には、お寺と神社の境が曖昧で神社にお経を納めることもあったため、神社にも御朱印があるのです。
ただ、現在では納経をしなくても、お寺や神社で授与していただくことができます。 また、お寺や神社の印を朱色の顔料で押印することから「御朱印」と呼ばれており、そのほかに「神社名」や「寺院名・ご本尊」「参拝日時」などが墨書されています。
最近では凝った意匠の御朱印や、特定の日時にのみ授与される御朱印もあって、それを目当てに参拝するという人も少なくありません。
御朱印をいただく前に
御朱印をいただく前に、ぜひ専用の御朱印帳を用意しましょう。
御朱印帳は神社やお寺などでオリジナルのものが用意されていたり、文具店やネット通販などでも販売していたりします。御朱印帳はページを折りたたんだ蛇腹式になっているものが多く、一冊で20~40ほどの御朱印を頂くことができます。
筆者も御朱印帳を何冊か所有していますが、気に入ったデザインのものを持っていると、やっぱりうれしくなります。
お気に入りのものは、[1]高野山で授与される高野霊木(高野杉)で作られたもの、[2]織田信長公をお祀りする建勳神社の御朱印帳は表紙に金文字で「天下布武」と書かれた勇壮なデザインだったり、[3]安倍晴明公がご祭神の晴明神社の御朱印帳は金で晴明桔梗の神紋が描かれていたり、[4]全国の住吉神社の総本社である住吉大社の御朱印帳は神使の兎がデザイン、招き猫で有名な今戸神社のものは可愛らしい招き猫のデザインになっているなど、様々なものがあります。
また、西国三十三か所巡りの御朱印帳のように、ある目的をもって寺社を巡る専用の御朱印帳や、例えば[5]奈良・西ノ京ロータスロード御朱印帳のようにイベント限定のものもあるので、自分の好みのものを手に入れて楽しみながら御朱印を頂きましょう。
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御朱印のいただき方
御朱印は寺社に参拝した証のようなものです。
まずは参拝してからいただくのが礼儀です。ただ書置きのモノをのぞくと、御朱印は一筆一筆書いていただくものなので、少し時間がかかる場合もあります。その場合は予め社務所や授与所に御朱印帳を預けて参拝の後に受け取ることを勧められることもあります。
また、御朱印やお守りお札などは神様よりお授けいただくもので、“買う”ものではないので気を付けたいですね。
御朱印は「お寺と神社の御朱印帳は分けたほうがいいのかどうか」と悩まれる方もいるかと思いますが、最近はどこのお寺や神社でもそこまで言われることはないとは思います。 ただ、気になるようでしたら、「お寺専用のモノ」「神社専用のモノ」というように別々に用意したほうがいいかもしれません。
またもや筆者の話になってしまうのですが、例えば「聖徳太子ゆかりの寺社巡り専用」とか「全国一の宮巡り専用」にしている御朱印帳もあります。ご参考までに。
まとめ
神社やお寺に参拝した証として頂く御朱印。
御朱印を集めることが目的なのではなく、あくまで参拝することが主です。
時折、頂いた御朱印を眺めながら、その神社やお寺のことを思い出します。 神社のご祭神は、どなたなのか。どんなご由緒があるのか。お寺の宗派は、ご本尊は。開山はいつなのか。
参拝した寺社について調べたり、歴史を辿ってみたり。 御朱印がきっかけになってお寺や神社を訪れて、さらに深く興味を抱くというのもいいのではないでしょうか。
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