【片渕須直監督】今年も広島に登場!清少納言の真実へさらに迫ったトークに熱気も[広島国際映画祭2021]
21日、広島県広島市のNTTクレドホールにて開催された広島国際映画祭2021にて今年も映画『この世界の片隅で』などを手掛けた片渕須直監督が登場、会場にてティーチインが開催されました。
昨年に続き、清少納言が中宮定子らとともに過ごした1000年前の時代を描くアニメーション映画を構想中という片渕監督。前回のワークショップから、今回もさまざまな調査状況を発表。現存する平安京の内裏の図案と、2015年に発掘された遺跡の写真を重ねて、実際の建物の配置から、果ては見張り人のテントなどまでの配置を推定した考察や、当時の人たちが何時から何時まで生き、どのような原因で亡くなったのかという存命経緯のリストなど、現状の調査状況を説明。
また来年の製作スタートに向け、現在は準備段階であることを明かし、現在は様々な調査とともに京都の中心部を舞台に、主人公と予定している清少納言と、彼女を取り巻く多くの人々、様々な資料やロケハンなどで各人の心情などを想定しているといいます。
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