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広島のデパートを能面姿の人々が行進!? 映画「ヴィレッジ」公開記念『広島国際映画祭15周年 映画「ヴィレッジ」展』

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2023年5月1日に広島市中区の福屋八丁堀本店にて映画『ヴィレッジ』の公開記念イベント『霞門(かもん)祭in福屋八丁堀本店』が行われました。

『ヴィレッジ』は美しくも閉鎖的な集落・霞門村(かもんむら)を舞台に、父の汚名のために希望もない人生をたどるゴミ処理場作業員の青年と、東京から帰ってきた幼馴染の女性がひかれ合う様を描いたサスペンス。物語のベースには能の演目『邯鄲』が取り入れられているのが特徴となっています。

物語を手掛けたのは、『新聞記者』『余命10年』の藤井道人監督。作品は2022年11月に行われた『広島国際映画祭2022』でも紹介されており、今回のイベントは映画の公開記念であることと合わせて広島国際映画祭の15周年記念行事の一つとして開催されました。
映画祭の代表でもあり、作品で美術監督を務めた部谷京子さんは作品を「キラキラした明るい映画ではありませんが、皆さんの人生をきっと豊かにしてくれるものがあると信じています」とアピールします。


作品は2023年の5月1日に京都にて500人のエキストラが集い、能面をつけた行列のシーンが撮影されました。
その一年後となったこの日はSNSの呼びかけに応じたギャラリー50人が集い、映画さながらの能面をつけ、映画「ヴィレッジ」のコラボ曲であるamazarashiの「スワイプ」が流れる中で映画さながらのシーンを彷彿するかのごとく店内を練り歩き、店内の人々から拍手を受けながら映画公開を盛り上げました。


部谷さんは徐々にコロナ禍が収縮しつつある状況の中で今回イベントが行われたことに関して「(能面からの)視界から見られた皆さんの顔はキラキラ輝いていましたし、本当にコロナ前の状況に戻りつつあるという現実を感じで本当に嬉しかったです」と語り、この日のイベント開催を心より喜ばれた様子を見せていました。

また今年で15周年を迎え、本年はスケールアップし4日間の開催を予定している広島国際映画祭については「30年は頑張りたいと思っています」とコメントしながら「まずは皆さんにこのイベントを知っていただき、足を運んでいただき、皆さんに楽しんでいただきたい。それを継続していけば、必ずや30年、50年…と続いていくイベントになっていくと思っています」とさらなる意気込みを語られていました。

なお、福屋八丁堀本店では同時に映画の公開を記念し映画にまつわるアイテムや写真などを展示したイベント『映画「ヴィレッジ」公開記念 広島国際映画祭15周年 映画「ヴィレッジ」展』が5月31日まで開催されています。



映画「ヴィレッジ」公開記念

広島国際映画祭15周年 映画「ヴィレッジ」展

[開催期間]
2023年4月13日(木)〜2023年5月31日(水)(10:30~19:30 会期中毎日)

[会 場]
福屋八丁堀本店8階 イベントスペース(〒730-8548 広島県広島市中区胡町6-26 8階)


<本予告>


(以下、映画『ヴィレッジ』公式サイトより)

映画『ヴィレッジ』ストーリー

夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。

幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村の中でも異彩を放つこのゴミ処理施設で働いていたが、母親が抱えた借金の支払いに追われていることを理由に同じくゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。

そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに、物語は大きく動き出す――。


キャスト

横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、渕上泰史、戸田昌弘、矢島健一、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太


スタッフ

企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
監督/脚本:藤井道人
音楽:岩代太郎
撮影:川上智之
制作プロダクション:スターサンズ
配給:KADOKAWA/スターサンズ


公式サイト

https://village-movie.jp/news/012.html


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桂 伸也

桂 伸也

“和”という言葉で表現されるものには、人によって色んなイメージがあると思いますが、私は“整然として落ち着いたもの”という雰囲気を感じ取っています。

普段は芸能系ライターとして活動を行っており、かなり“にぎやかな”世界に生きていますが、その意味で“和”という言葉から受ける雰囲気に、普段から強い憧れや興味をもっていました。

なので、そんな素敵な“和”の世界へ、執筆を通して自らの船を漕ぎ出していきたいと思っています。

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