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【杉本琢弥】音楽が、夢を呼び覚ます! 映画『熊本の彼氏』夜明けの光を信じて[インタビュー]

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初主演映画の完成を迎えて

──初主演映画『熊本の彼氏』の完成を迎えた今、どんなお気持ちですか?

初めての映画出演だったので、どれくらいの時間がかかるものかもわからず、正直なところ「もっと早く公開されるのかな」と思っていました。でも実際に完成までの過程を見て、たくさんの人が関わり、想いを込めて作られていることを知って、本当に感動しました。

TikTokで始めた“熊本の彼氏”という活動が、こうして映画になって、多くの方に届くことが幸せです。


“熊本の彼氏”というキャラクターの誕生

──「熊本の彼氏」という名前が生まれたきっかけを教えてください。

最初はTikTokで音楽を発信していたのですが、動画の伸びがあまり良くなかった時期があって。熊本弁を使った動画を数本出してみたら、すごく反応が良かったんです。

「普段あまり聞く機会のない方言が新鮮」と言ってもらえて、それをシリーズ化したのが始まりでした。最初の1本が100万再生を超えて、そこから「熊本の彼氏」という名前が自然に広まっていきましたね。


演じた“一二三湊”と、自分との共通点

──映画で演じた一二三湊という人物を、どんなふうに捉えていましたか?

彼は一度夢を諦めてしまった青年で、人からのきっかけがないとなかなか動き出せないタイプだと思います。

僕自身も一度東京に出て挫折し、熊本に戻ってから再び挑戦するために上京した経験があるので、境遇は似ている部分があります。ただ、湊はどちらかというと内向的で、自分の中に気持ちを溜め込みやすい性格。そこは自分と少し違いました。

そんな湊のような人が、もう一度夢を追う姿を思い浮かべながら演じていました。


映画の舞台・熊本という街の魅力

──撮影を通して、改めて感じた熊本の魅力はどんなところですか?

やっぱり熊本城は特別な存在です!

城下町の名残を残しながら、路面電車が走る現代的な街並みが共存していて、歴史と今が自然に溶け合っています。水も食べ物も美味しくて、少し出かければ海も山もある。熊本は「自然・食・人・文化」が全部そろっている街だと思います。

それに県民性も新しいもの好きで、流行が生まれやすい土地なんですよ。柔軟で、懐の深い場所ですね。


日本文化・地域文化への関心

──日本の文化や、熊本の地域文化で特に惹かれるものはありますか?

熊本の文化は本当に奥深くて、城下町の歴史や祭り、方言にまで“温かさ”があります。

熊本城の武者行列のように、伝統を守りながら新しい世代が参加している姿を見ると、「文化は生きているんだな」と感じます。
そうした地域の力が、今の自分の活動にも大きく影響していますね。


主題歌「ドーンライト」に込めた想い

──映画の主題歌「ドーンライト」には、どんな思いを込めましたか?

撮影期間中、熊本での滞在中にすべて作り上げた曲です。以前に「トワイライト」という曲を作ったことがあって、それは“日が沈む前”をテーマにしたものでした。「ドーンライト」はそのアンサーソング的な位置に近く、“夜明け”をテーマにしています。

熊本地震からの復興を続ける熊本城の姿にも重ねながら、「どんな夜にも必ず朝が来る」「希望の光は誰にでもある」─ そんな想いを歌詞に込めています。


メッセージ

──最後に、この映画を観る方やわつなぎ読者にメッセージをお願いします。

『熊本の彼氏』は、僕自身が“何もないところから挑戦した”物語でもあります。熊本の美しさ、人の優しさ、そして人と人が支え合って生きていく力を、映画を通して感じてほしいです。この作品が、観てくださる方にとっての“夜明けの光”になれたら嬉しいです。ぜひ、劇場でお会いしましょう。


おわりに

杉本琢弥さんの言葉には、熊本の風土と人のぬくもりがそのまま息づいていました。

「夜明けは必ず来る」という想い──

その声と歌が、全国に優しく届く日が楽しみです。



熊本の彼氏

杉本琢弥
坂ノ上茜 福田沙紀/諸星 翔希(7ORDER) 小山銀次郎
川下祐司 井出叶 不知火鈴香 レイザーラモンRG ゆめっち(3時のヒロイン) 池田裕楽(STU48)
廣田昇平(ELVA) 有田空(ELVA) RYUNOSUKE(ROYAL NOVICE) くまモン(熊本県PRキャラクター)

【監督・脚本】熊谷祐紀
【主題歌】杉本琢弥「ドーンライト」
【配給】STREET LABO
【配給協力】LUDIQUE
【製作】映画「熊本の彼氏」製作委員会

©︎2025「熊本の彼氏」製作委員会

【公式サイト】https://kumamotonokareshi.movie/

【公式X(旧Twitter)】https://x.com/kumakare_movie(@kumakare_movie)

【公式Instagrama】https://www.instagram.com/kumakare_movie(@kumakare_movie)

【公式TikTok】https://www.tiktok.com/@kumakare_movie(@kumakare_movie)

 

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ひで

ひで

興味から参加した川中島合戦戦国絵巻。
鎧をまとい、手には槍に模した棒、腰には模造刀を持ち、いざ、敵軍に向かって出陣!かなりのハイテンション!
イベントの仕事でご一緒した忍者の末裔。ガチの忍者の動きを真似てみるが、鍛錬されている動きについていけず、改めて、本物のすごさに気付かされる!
初めて、着物を着ても普段の動きと違い所作の大切さに気づく!
あれ?難しそうって思っていた芸能も少しわかっちゃうと面白いぞ!のめり込んでいくのがわかる!

日本の文化というと様々ではあるが、気になったものやその時出会ったものに「まずは、やってみよう!」で、学び、体験し、きっかけ作りとなるよう伝えていきたい。

知らないことを知るって楽しいことですね^^

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