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【最澄】秘仏や天台の名宝が集う!伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」東京会場開催[東京国立博物館]

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見どころ1

寺外初公開!天台ゆかりの秘仏が集結

寺外初公開を含む、天台ゆかりの秘仏が全国から集結します。

中でも、展覧会史上初出展となる「慈恵大師(良源)坐像」(東京・深大寺蔵)は日本最大の肖像彫刻として知られ、本展出品により、205年ぶりの出開帳を果たします。その他にも寺外初公開となる「阿弥陀如来立像」(京都・真正極楽寺(真如堂)蔵)、「薬師如来坐像」(岐阜・願興寺(蟹薬師)蔵)や「薬師如来立像」(京都・法界寺蔵)もお目見えします。


重要文化財 薬師如来立像

最澄自刻の薬師如来像を彷彿させる姿


重要文化財 薬師如来立像 平安時代・9~10世紀 東京・寛永寺蔵


重要文化財 薬師如来立像

像内に最澄自刻の薬師像を納めていたという伝承も


重要文化財 薬師如来立像 平安時代・11世紀 京都・法界寺蔵


重要文化財 薬師如来坐像

最澄東国布教の足跡をしのばせる古刹の秘仏本尊


重要文化財 薬師如来坐像 平安時代・12世紀 岐阜・願興寺(蟹薬師)蔵


重要文化財 阿弥陀如来立像

現存最古の立像の阿弥陀如来像


重要文化財 阿弥陀如来立像 平安時代・10世紀 京都・真正極楽寺(真如堂)蔵 展示期間:10月19日(火)~11月3日(水・祝)


重要文化財 地蔵菩薩立像

平安時代 10世紀には珍しい地蔵菩薩像


重要文化財 地蔵菩薩立像 平安時代・10世紀 滋賀・永昌寺蔵 画像提供:滋賀県


重要文化財 十一面観音菩薩立像

比叡山のお膝元、近江の国出身の平安仏


重要文化財 十一面観音菩薩立像 平安時代・10世紀 兵庫・能福寺蔵


重要文化財 不動明王坐像

千日回峰行を始めた相応和尚ゆかりの像


重要文化財 不動明王坐像 平安時代・10世紀 滋賀・伊崎寺蔵


慈恵大師(良源)坐像

日本最大の肖像彫刻、205年ぶりの出開帳


慈恵大師(良源)坐像 鎌倉時代・13~14世紀 東京・深大寺蔵


見どころ2

国宝「聖徳太子及び天台高僧像」十幅全てを展示

国宝「聖徳太子及び天台高僧像」は現存最古の最澄の肖像画を含む、インド・中国・日本の天台ゆかりの人物たちを描いた大変貴重な平安絵画です。全十幅が観覧できるのは東京会場のみとなります。

※十幅の同時公開は、11月2日(火)~11月7日(日)の6日間限定です。その前後の期間は展示替えを行いながら六幅をご覧いただけます。


国宝 聖徳太子及び天台高僧像 十幅のうち 最澄


国宝 聖徳太子及び天台高僧像 十幅のうち 最澄 平安時代・11世紀 兵庫・一乗寺蔵 展示期間:10月12日(火)~11月7日(日) 画像提供:東京文化財研究所


通常展示(全期間) / 慧文(えもん)、灌頂(かんじょう)

展示期間:10月12日(火)~11月7日(日) / 最澄(さいちょう)、円仁(えんにん)、龍樹(りゅうじゅ)、善無畏(ぜんむい)

展示期間:11月2日(火)~11月21日(日) / 智顗(ちぎ)、慧思(えし)、湛然(たんねん)、聖徳太子(しょうとくたいし)


見どころ3

華麗な江戸天台の名宝を紹介

最澄は、比叡山を拠点に『法華経』の教えを実践し、その功徳をひろく分かち合うために、天台宗の全国展開を計画し、自身も東国へ教化の旅に出ました。東京会場では、東国を中心に全国に浸透した天台宗の精華がご覧いただけます。

東京国立博物館のある上野は、「東の比叡山」寛永寺の所在地です。江戸時代、徳川家の庇護のもと生み出された華麗な江戸天台の名宝にもご注目ください。


慈眼大師縁起絵巻(中巻部分)


慈眼大師縁起絵巻(中巻部分) 絵:住吉具慶筆・詞書:胤海筆 江戸時代・延宝8年(1680) 東京・寛永寺蔵 中巻展示期間:10月26日(火)~11月7日(日)


重要文化財 慈眼大師(天海)坐像


重要文化財 慈眼大師(天海)坐像 康音作 江戸時代・寛永17年(1640) 栃木・輪王寺蔵


熾盛光曼荼羅図(部分)


熾盛光曼荼羅図(部分) 江戸時代・寛永9年(1632) 栃木・輪王寺蔵 展示期間:10月12日(火)~10月31日(日)


見どころ4

最澄自筆の書状や書跡も公開

現存する唯一の最澄自筆の手紙とされる国宝「尺牘(せきとく)[久隔帖(きゅうかくじょう)]」。当時空海のもとにいた愛弟子・泰範に宛てたもので、謹直な文字に最澄の人柄がうかがえます。

本作品は、東京会場でのみ10月12日(火)~10月31日(日)に展示されます。


国宝 尺牘(久隔帖)最澄筆


国宝 尺牘(久隔帖) 最澄筆 平安時代・弘仁4年(813) 奈良国立博物館蔵 展示期間:10月12日(火)~10月31日(日) 画像提供:奈良国立博物館(撮影:佐々木香輔)


見どころ5

比叡山延暦寺 総本堂「根本中堂」の一部を再現

「根本中堂」とは、比叡山延暦寺の総本堂であり、最澄が建てた草庵に始まります。内陣の中央には最澄自作と伝える秘仏薬師如来像と最澄が灯して以来消えたことのない「不滅の法灯」が安置されています。

秘仏本尊、「不滅の法灯」と参拝者が同じ高さに位置するという、仏堂としてはきわめて珍しい構造となっており、誰もが仏になれるという『法華経』の精神を体感することができます。(堂内の様子を部分的に再現する予定)


延暦寺 根本中堂 内観



伝教大師1200年大遠忌記念
特別展「最澄と天台宗のすべて」[東京会場]

2021年10月12日(火)~11月21日(日)
※会期中、一部作品の展示替えを行います。

[会場] 東京国立博物館 平成館

[開館時間] 9:30~17:00

[休館日] 月曜日

[観覧料]
【前売日時指定券】一般2,100円、大学生1,300円、高校生900円
【当日券】一般2,200円、大学生1,400円、高校生1,000円
※本展は混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入します。入場にあたって、すべてのお客様は日時指定券の予約が必要です。「前売日時指定券」、「当日券」の詳細は展覧会公式サイトでご確認ください。
※ご予約不要の「当日券」を会場にて若干数ご用意しますが、ご来館時、「当日券」は販売終了している可能性があります。
※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。ただし、オンラインでの「日時指定券」の予約が必要です。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。

[主催] 東京国立博物館、天台宗、比叡山延暦寺、読売新聞社、文化庁
[特別協賛] キヤノン、JR東日本、日本たばこ産業、三井不動産、三菱地所、明治ホールディングス
[協賛] 清水建設、髙島屋、竹中工務店、三井住友銀行、三菱商事
[特別協力] 園城寺(三井寺)、西教寺、四天王寺、浅草寺、日吉大社
[協力]NISSHA

[お問い合せ] 050-5541-8600(ハローダイヤル)

[展覧会公式サイト]
https://saicho2021-2022.jp/

[展覧会公式 Twitter]
@saicho2021_2022

※本展は2022年に九州国立博物館、京都国立博物館に巡回予定です。
※展示作品、会期、展示期間、開館日、開館時間、観覧料、販売方法等については、今後の諸事情により変更する場合がございます。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。


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