【刺し子】防寒と補強にひと針ひと針、ぬくもりが伝わる。三大刺し子「こぎん刺し」「南部菱刺し」「庄内刺し子」
布地に糸で刺しゅうを施す技法の「刺し子」。布目に沿ってひと針ひと針刺していくことで美しい幾何学模様や図柄を描き出します。
その昔、木綿が高価だった時代にぼろぼろになった布を重ね合わせたりつぎはぎをするために刺し子が用いられていました。物を大切にする精神と暮らしの知恵が刺し子を生み出したとも言えるでしょう。
現在では多種多様な形にアレンジされ、その自由度の高さから気軽に刺し子を始める人が増えています。
手間暇をかけるほどに愛着が増していく“刺し子”。その歴史と魅力についてご紹介します。
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