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【平家物語】“祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり” 平家の栄光から滅亡。あらすじ名場面解説

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平家ときいて、みなさんはどんなイメージをおもちでしょうか。

平清盛(たいらのきよもり)が、武士として初めて政界に進出し、太政大臣(だいじょうだいじん、いまでいう内閣総理大臣)にまで上りつめ、平家の全盛時代を築きました。平家一門で要職を独占するまで力をもつようになると、「平家にあらずんば人にあらず」と平時忠(たいらのときただ)が発言します。
このワードから、おごり高ぶった存在=平家と想起される方がいらっしゃるのではないでしょうか。

『平家物語』は平家の栄光から滅亡までの物語です。

この世の中が「永久不滅なものなどなく、常に移り変わり変化していくもの」であり、仏教の教えに従うことで救いの境地へ導いてくれることも教えてくれています。

そのために『平家物語』では平清盛が徹底して悪人として描かれ、思い上がった平家一門の栄光からの没落、滅亡までの過程で、因果応報が印象付けられているのです。

物語のあらすじと有名ないくつかの名場面をふりかえりながら、『平家物語』をご紹介します。


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