【8Kで文化財】じっくりと鑑賞、学芸員の追体験!「8Kで文化財 みほとけ調査」特別公開[東京国立博物館]
細部の技巧や精緻な装飾をじっくりと鑑賞ができる「8Kで文化財 みほとけ調査」が、11月16日(火)より12月5日(日)まで東京国立博物館法隆寺宝物館にて開催されています。
本コンテンツは、2020年に実施された「8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗」に続く第二弾として開催。
ガンダーラ、中国、日本で作られた3体の仏像の高精細3D画像が70インチの大型モニターに表示されます。モニターに近づくと拡大、遠ざかると縮小、左右から覗き込むと回転、というように鑑賞者の動きに画像が連動し、懐中電灯型デバイスを確認したい場所に向けると、その部分が明るく映し出されたりと、直感的な操作でじっくりと鑑賞することができます。
通常、文化財が展示される前には、学芸員が細部を調査し文化的・美術的な価値を明らかにした上で、わかりやすい解説、展示を行っています。このたび開催する「8Kで文化財 みほとけ調査」では、学芸員の追体験ができるコンテンツになっています。
ぜひ、この機会に学芸員になって調査している視点を体感してみてください。
また、みほとけ調査ブースの背面には、東京国立博物館研究員の西木政統さんが、実際に3体の仏像を調査した際の調書の記述を抜粋しデザインした壁面になっており、こちらからも調査の雰囲気が味わえます。
さらに、期間中は、3体の仏像も館内で公開されています。高精細3D画像による細部の技巧や精緻な装飾、実物の迫力を体感して、みほとけの魅力を堪能してください。
8Kで文化財「みほとけ調査」
2021年11月16日(火)~2021年12月5日(日)
[会場]東京国立博物館 法隆寺宝物館資料室
[開館時間]9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
[休館日]月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
[観覧料金](総合文化展)一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
※総合文化展観覧料または開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)でご覧いただけます。 ※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定券)が必要です。
[主催]文化財活用センター・東京国立博物館・シャープ株式会社
じっくり向き合う仏像体験
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