【日本画】巨匠たちの競演、日本の美が凝縮!『【特別展】 世界遺産登録10周年記念 富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―』開催[山種美術館]
この記事の目次
・みどころ1
江戸時代から現代までの富士山が集結!
世界的に有名な葛飾北斎、歌川広重から、横山大観、小松均をはじめとした近代・現代を代表する画家たちの富士図が一堂に会します。
小松均《赤富士図》1977(昭和52)年 紙本・彩色 山種美術館
・みどころ2
北斎絵本の最高傑作!『富嶽百景』を特別公開!
《冨嶽三十六景》を発表した後も、富士山という主題を追求し続けた北斎。その集大成として刊行された『富嶽百景』(個人蔵)が登場します。北斎渾身の富士図は必見です。
葛飾北斎 画『富嶽百景』(二編)のうち「登龍の不二」 1835(天保6)年 墨摺絵本 浦上満氏蔵[当該頁は前期展示 3/11-4/16]※会期中、頁替えあり
・みどころ3
奥村土牛 《醍醐》とゆかりの桜「太閤千代しだれ」が楽しめます!
奥村土牛《醍醐》のモデルとなった、京都・総本山醍醐寺の「太閤しだれ桜」。2021年11月に、その桜を組織培養した苗木「太閤千代しだれ」を美術館の玄関に植樹しました。今年は土牛の《醍醐》とともに皆様をお待ちしています。
奥村土牛《醍醐》1972(昭和47)年 紙本・彩色 山種美術館
・主な出品作品
富士山を描いた浮世絵・日本画
歌川広重《東海道五拾三次之内 原・朝之富士》1833-36(天保4-7)年頃 大判錦絵 山種美術館[後期展示 4/18-5/14]
歌川広重《東海道五拾三次之内 由井・薩埵嶺》1833-36(天保4-7)年頃 大判錦絵 山種美術館[前期展示 3/11-4/16]
横山大観《霊峰不二》1937(昭和12)年 絹本・彩色 山種美術館
橋本関雪《夏日富嶽》1925(大正14)年 絹本・彩色 山種美術館
桜を題材とした日本画
横山大観《山桜》1934(昭和9)年 絹本・彩色 山種美術館
菱田春草《桜下美人図》1894(明治27)年 絹本・彩色 山種美術館
松岡映丘《春光春衣》1917(大正6)年 絹本・彩色 山種美術館
『【特別展】世界遺産登録10周年記念 富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―』
2023年3月11日(土)~5月14日(日)
※会期中、一部展示替えあり。
前期:3/11(土)~4/16(日) 、後期:4/18(火)~5/14(日)
[開館時間]
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合がございます。
[休館日]
月曜日 [但し、5/1(月)は開館]
[入館料]
一般1300円、中学生以下無料 (付添者の同伴が必要)
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般 1100 円
〈春の学割〉大学生・高校生500円
※本展に限り、特別に入館料が通常1000円のところ半額になります。
〈きもの特典〉きものでご来館のお客様は、一般200円引きの料金となります。
※複数の割引・特典の併用はできません。
※入館日時のオンライン予約も可能です(詳細は山種美術館Webサイトをご覧ください)。
[主な出品作品]
約50点 ※所蔵表記のない作品はすべて山種美術館蔵。
※○…前期展示3/11~4/16、●…後期展示4/18~5/14、無印…全期間展示
【富士】葛飾北斎《冨嶽三十六景 凱風快晴》○、葛飾北斎 画 『富嶽百景』(二編)のうち「登龍の不二」(浦上満氏蔵)○、歌川広重《東海道五拾三次之内 原・朝之富士》●、《東海道五拾三次之内 由井・薩埵嶺》○、横山大観《霊峰不二》、《心神》、橋本関雪《夏日富嶽》、安田靫彦《富嶽》、奥村土牛《富士宮の富士》、伊東深水《富士》、小松均《赤富士図》、松尾敏男《湧雲富士》 ほか
【桜】 奥村土牛《醍醐》、橋本雅邦《児島高徳》、渡辺省亭《桜に雀》、横山大観《山桜》、菱田春草《桜下美人図》、上村松園《桜可里》、松岡映丘《春光春衣》、小茂田青樹《春庭》、速水御舟《あけぼの・春の宵》のうち「春の宵」、加山又造《夜桜》、千住博《夜桜》 ほか
※出品作品および展示期間は都合により変更される場合があります。
[主催]山種美術館、日本経済新聞社
[協賛]住友林業株式会社
[公式HP] https://www.yamatane-museum.jp/