【高精細複製品】消失部分を復元!「国宝 花下遊楽図屏風」日本の文化財活用プロジェクト[文化財活用センター]
満開の桜の下で花見を楽しむ人々の姿が描かれた国宝「花下遊楽図屏風」。
向かって右側(右隻)に、満開の桜の下で貴婦人を中心とする酒宴のさまを、左(左隻)には風流踊り(ふりゅうおどり)と、それを眺める人々を描いています。
踊る人々が着ているのは、「かぶき踊り」の流行を受けた当時最新のファッションです。樹木や岩などは水墨を中心に落ちついた表現であるのに対し、人々は金泥を用いてきらびやかに描かれた衣装を身につけています。
原本は17世紀はじめ頃(およそ400年前)に描かれました。
1923(大正12)年の関東大震災の時に、右隻の中央部分が失われておりましたが、消失前の姿を映したガラス乾板の画像より失われた部分を復元しました。
江戸時代の初めごろ描かれた、国宝「花下遊楽図屏風」の作品と消失した部分をどのようにガラス乾板写真から復元したかをご紹介します。
また、プロジェクションマッピング映像と音響演出による幻想的な空間の展示映像『高精細複製品によるあたらしい屛風体験「国宝 花下遊楽図屛風」』もお届け!
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