【東京都指定有形文化財「百段階段」】伝統的な美意識とモダニズム!絢爛豪華な7部屋を結ぶ99段の階段廊下[ホテル雅叙園東京]
江戸時代から伝わる伝統的な美意識と昭和初期のモダニズムが活かされている東京都指定有形文化財「百段階段」。
絢爛豪華な美術・工芸品などの日本美が詰まったミュージアムホテルの “ホテル雅叙園東京” の前身である目黒雅叙園3号館にあたる同館で現存する唯一の木造建築です。
同施設は、1935(昭和10)年に建てられ、食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
当時の面影を残す“百段階段”は、年間を通して様々な企画展で観覧いただけるほか、ホテル雅叙園東京の各種プランのひとつとして体感できます。
(新型コロナウイルス感染拡大予防により企画展の中止、変更、ならびに見学の際の予防対策をお願いしております。)
“百段階段” で結ばれたそれぞれ趣向が異なる部屋をご紹介するとともに、通称 “百段階段”と呼ばれているが、実際の段数は99段であるのはなぜかをお届けします。
次のページ 東京都指定有形文化財「百段階段」