【蚊帳】かつての夏の風物詩 “かや” とは? 浮世絵の題材にも。歴史や素材による特徴
蚊帳(かや)とは、夏の夜に蚊や小さな虫を避けるための布製の囲いのことです。
冷房機器がなかった時代、防虫対策をしながら涼がとれる蚊帳は夏には欠かせない道具として人々の生活に根付いていました。夏になると、蚊帳を吊るしその中で家族全員一緒になって寝るというのがかつての日本の夏の風物詩。古き良き時代の風景として懐かしさを感じる人もいるかもしれません。反対に、今の若い人の目には新しいものとして映るでしょう。
時代のニーズをうまく取り入れ変化を遂げてきた蚊帳。そして今またその魅力が見直されつつあります。
蚊帳の歴史や使い方など、知らない蚊帳の世界をご紹介します。
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