【江戸東京博物館】愛され、働き、人気な生き物!企画展「いきものがたり-江戸東京のくらしと動物-」開催
この記事の目次
企画展「いきものがたり-江戸東京のくらしと動物-」展示構成
第1章 愛されたいきもの
いきものを愛し、めでる時間を持つことは、暮らしを和やかにすることにつながりました。
江戸時代以降、庶民もいきものを可愛がるために飼育するようになりました。その飼い方は、鳥の美しい姿や鳴き声の鑑賞、犬や猫はコミュニケーションを楽しむなど様々です。
この章では、江戸東京の人々に愛されたいきものの姿を紹介します。
▼鶉会之図屏風
▼当世好物八契 渓斎英泉/画
第2章 働くいきもの
大都市、江戸東京で忙しく働いていたのは人間ばかりではありません。
自動車のない時代、馬や牛は交通や物流において頼もしい働き手でした。また、人々の暮らしの節目となる行事や行楽にも、様々ないきものが活躍しています。
ここでは絵画や写真、文献のなかから、働くいきものを展示します。
▼東京十二題 こま形河岸 川瀬巴水/画
▼牛乳箱(明治牛乳)
第3章 人気のいきもの
目新しいもの好きな江戸の人々にとって、海を渡って来た象やらくだなど珍しい動物は話題の種で、たびたび見世物興行されるほどの人気でした。
明治時代には、競馬やサーカスが始まり、さらに動物園や水族館も開設され、現代に至るまで人気を集めています。
この章は、人気になったいきものを紹介します。
▼しか茶屋 歌川豊国(初代)/画
▼両国広小路興行 象之図 歌川芳豊(初代)/画
第4章 いきものデザイン
暮らしのなかで使う道具や衣装、装飾品には、吉祥の意味をもつ様々ないきものがデザインされ使われています。
可愛く楽しいおもちゃには、動物は重要なモチーフとなっています。人々は、デザインされたいきものを身につけたり、使用することで、家族の健康や人生の幸福を願ったのです。
ここではデザインされたいきものを展示します。
▼鼠短檠(ねずみたんけい)
▼土人形[左より 月待うさぎ・子持うさぎ・よこ猫・秋田犬]金沢(尾張屋)春吉/作
体験ゾーン
描かれたいきものを観察しよう
様々ないきものの観察、研究した成果で編纂されている現在の図鑑のような本は、江戸時代からつくられていました。
大名・武家を中心に発達した博物学の図譜や、庶民が親しんだ浮世絵には、いきものたちが生き生きと描かれています。リアルに描かれた動物図を、触ってめくる絵などを体験してお楽しみください。
関連イベント
ミュージアムトーク
[展覧会見どころ解説]
【日時】8月9日・23日(各金曜日) 午後4時から(所用時間:30分程度)
【集合場所】常設展示室5階 日本橋下
【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)
こども向けミュージアムトーク
[展覧会見どころ解説]
【日時】8月11日、9月22日(各日曜日) 午後2時から(所用時間:30分程度)
【対象】小学生
【集合場所】5F企画展示室入口
【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)
「玩具絵 鯉」をつくってみよう
展示中の「玩具絵 鯉」(江戸時代のペーパークラフト)を作ってみましょう。
【日時】8月20日(火) ①午前10時30分から ②午後2時から(所用時間:1時間程度)
【対象】小学校3年生以上 (小学生は保護者同伴)
【定員】各回20名
【会場】常設展示室5階 ミュージアム・ラボ
【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)
【参加方法】当日受付(各回開始10分前から受付開始、先着順)
さわってみよう!昔の道具「江戸玩具 動物編」
江戸時代から今日まで愛され続ける、伝統のおもちゃを紹介します。
【日時】8月15日・22日、9月19日(各木曜日) 午後1時30分から午後2時30分
(所用時間:10分程度 随時参加可)
【対象】子供から大人まで
【会場】常設展示室5階 ミュージアム・ラボ
【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)