【バーチャルトーハク】アニメ映画「時をかける少女」の展覧会を再現! 特別展「アノニマス ―逸名の名画―」オンライン公開[凸版印刷]
この記事の目次
バーチャル東京国立博物館
[バーチャルトーハク]
大階段1 (c) Virtual Tohaku
東京国立博物館の一部をVRで再現したバーチャルミュージアム。
これまで実現できなかったキュレーションや展示演出、さらに国内外からの時空にとらわれることないアクセスを可能にし、ニューノーマル時代の新しいオンライン文化鑑賞体験を提供します。
今回は、東京国立博物館本館の大階段および18室を模してバーチャル空間内に再現し、バーチャル特別展を開催します。
記念撮影スポット
バーチャルトーハク 記念撮影スポット (c) Virtual Tohaku
大階段
大階段2 (c) Virtual Tohaku
大階段3 (c) Virtual Tohaku
大階段 2階部分 (c) Virtual Tohaku
バーチャル特別展「アノニマス ―逸名の名画―」
特別展示室
特別展示室 (c) Virtual Tohaku
「時をかける少女」のストーリーで重要な意味を持つ美術作品「白梅ニ椿菊図」(実存しない、映画内のみ登場)。この絵画を中心に、劇中の展覧会においてさまざまな作品が展示されています。
今回、バーチャル上でその展覧会を再現した特別展が「アノニマス ―逸名の名画―」です。
同展では松嶋研究員の監修のもと、国宝「孔雀明王像」や、「玄奘三蔵像」(以上 東京国立博物館蔵)など、作者が不明とされながらも、名品として脈々と受け継がれてきた作品を集めました。
映画では全容が明らかにされていない展示内容を、cluster 内に開設された「バーチャルトーハク」で公開します。
特別展示室「孔雀明王像」
特別展示室「孔雀明王像」 東京国立博物館蔵 (c) Virtual Tohaku
特別展示室「洛中洛外図屏風(舟木本)」
特別展示室「洛中洛外図屏風(舟木本)」 東京国立博物館蔵 (c) Virtual Tohaku
トークイベント
細田守×松嶋雅人「時をかける日本美術」
12月18日(金)clusterのバーチャル特別展「アノニマス ―逸名の名画―」内で開催。
特別展会場に設置したステージで、細田監督と松嶋研究員がclusterアバターで登場し、「時をかける少女」をはじめとする現代アニメーションと日本美術の関係や、バーチャル特別展「アノニマス―逸名の名画―」の展示作品の映画との関連性などについてトークセッションを行います。
「映画も、美術史2000年の美の大系の中にある」と語る細田監督作品の表現とはどのようなものか。
これまで日本美術を中心に多彩なキュレーションを行ってきた松嶋研究員が、日本美術史の最先端表現としてアニメーションをとらえ、細田監督作品の革新性と、現代における表現にも脈々と受け継がれる日本美術の面白さについて紐解きます。
バーチャル特別展「アノニマス ―逸名の名画―」
公開記念イベント
細田守×松嶋雅人「時をかける日本美術」
2020年12月18日(金)19:00~20:30
※通信状況により時間が変更になる場合があります。
[会場] バーチャルトーハク 大階段&特別展示室(cluster内)
[料金] 1,100 円(税込)
※購入方法によって価格が変動します。詳細はイベント特設サイトをご覧下さい。
※バーチャル特別展「アノニマス」のガイドツアーも実施を予定しています。
[定員] 5,000 名(予定数に達し次第、販売終了)
[チケット購入方法]
インターネット販売
※購入方法はイベント特設サイトをご覧ください。
[イベント特設サイト]
https://virtualtohaku.jp/anonymous2020_exhibition/
細田 守(ほそだ まもる)
[アニメーション映画監督]
1967年生まれ、富山県出身。
1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社し、アニメーターを経て演出(監督)になる。
1999年に「劇場版デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム」で映画監督としてデビューを果たす。その後、フリーとなり、「時をかける少女」(2006)、「サマーウォーズ」(2009)を監督し、国内外で注目を集める。2011年、自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、「おおかみこどもの雨と雪」(2012)、「バケモノの子」(2015)でともに監督・脚本・原作を手がけた。最新作「未来のミライ」(監督・脚本・原作)は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出され、第91回米国アカデミー賞®長編アニメーション映画賞にノミネートされた。
松嶋 雅人(まつしま まさと)
[東京国立博物館研究員・文化財活用センター企画担当課長]
1966年大阪市生まれ。
1992年金沢美術工芸大学修士課程修了。1997年東京藝術大学大学院博士課程満期退学。1998年より現職。2018年7月より独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター企画担当課長併任。
主な展覧会に「没後400年長谷川等伯」(2010)、「生誕150年黒田清輝―日本近代絵画の巨匠」(2016)、「マルセル・デュシャンと日本美術」(2018)ほか。文化財の調査研究以外にもさまざまな活動を展開しており、細田守監督作品「時をかける少女」(2006)、「バケモノの子」(2015)の制作に協力。
バーチャル特別展「アノニマス ―逸名の名画―」
2020年12月19日(土)~2021年2月28日(日)
[会場] バーチャルトーハク 特別展示室(cluster内)
[入場料] 290 円(税込)
※購入方法によって価格が変動します。詳細はイベント特設サイトをご確認ください。
[主催] 東京国立博物館、文化財活用センター、凸版印刷株式会社
[特別協力] スタジオ地図
[特設サイト]
https://virtualtohaku.jp/anonymous2020_exhibition/