【鹿猿狐ビルヂング】奈良の新・避暑地! 暑い夏を、心地よく過ごす知恵を提案[中川政七商店]
格子戸の奥から漏れる灯りに古い蔵を活かした建物。
奈良・ならまちを歩いていると、ふと空気が変わる路地にある中川政七商店の創業地に隣接する複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング(しかさるきつねビルヂング)」。
2021年に誕生したこの場所には、中川政七商店 奈良本店をはじめ、喫茶、食、茶の空間が集まり、“路地を巡り出会う、触れ、学び、味わう奈良。”というコンセプトのもと、奈良の文化や風土を体験として届けています。
そんな鹿猿狐ビルヂングが、2026年に開業5周年を迎えました。
春から続くアニバーサリー企画の第2弾として、「涼づくし、奈良の新・避暑地」が開催されています。
流しそうめん、純氷のかき氷、夜の茶会―。
奈良に根づく“涼文化”を、現代の体験として味わえる夏です。

【公式サイト】https://nakagawa-masashichi.jp/shikasarukitsune
この記事の目次
推しそうめん
そうめん発祥の地で、自分だけの“推し”を見つける

館内に登場するのは、12m級の巨大流しそうめんスライダー。
奈良は、そうめん発祥の地ともいわれています。細さ、のどごし、コシ、素材。ひと口にそうめんと言っても、その違いは驚くほど奥深いものです。
「推しそうめん総選挙」では、さまざまなそうめんを食べ比べながら、自分好みの一本を探していきます。水の流れる音を聞きながら箸を伸ばす時間は、どこか子どもの頃の夏休みのよう。暑さの中に、“涼しい記憶”が立ち上がってきます。

開催日:6月13日、20日、27日、7月11日、18日、25日、8月1日、8日、15日
時間:11:00〜15:00頃
場所:鹿猿狐ビルヂング 1階エントランス〜中庭
参加料:無料
予約:不要
かや織ふきん
奈良の夏景色を、ふきんに写し取る

奈良土産として親しまれている「かや織ふきん」を使ったワークショップも開催されています。
かき氷、金魚、そうめん――。奈良の夏を思わせるモチーフのスタンプを自由に押し、自分だけの一枚をつくる体験です。旅先で撮る写真とは少し違い、手を動かしながら風景を持ち帰る感覚。使うたびに、奈良で過ごした夏の空気を思い出せそうです。
開催日:6月12〜14日、20日、21日、27日、28日/7月4日、5日、11日、12日、18〜20日、25日、26日/8月1日、2日、8日、9日、11〜16日、22日、23日、29日、30日
時間:11:00〜18:00
場所:中川政七商店 奈良本店 2階
参加料:550円(税込)
予約:不要
和かき氷
氷を味わう文化が、奈良にはある
奈良は、古くから氷を食す文化が伝わる土地でもあります。
すき焼き割烹「㐂つね」では、初の和かき氷が登場。みたらしや金胡麻、酒粕など、和の素材を重ねた氷椀は、単なる“冷たいスイーツ”ではなく、ひと皿の料理のようです。
また、猿田彦珈琲では、ピスタチオジェラートを合わせたひんやりフロートを提供。珈琲の香りと冷たさが、夏の疲れをゆっくりほどいてくれます。
さらに茶論では、奈良・樫舎謹製の練乳を使った白いかき氷も。濃茶トッピングで味の変化を楽しめる、大人の一杯です。
㐂つね 初の和かき氷

価格:単品2,200円(税込)
猿田彦珈琲 ひんやりスイーツ

価格:980円(イートイン税込)
茶論の白いかき氷

価格:飲物代+1,540円(税込)、濃茶トッピング:+330円(税込)
なら燈花会
蝋燭の灯りの中で味わう、奈良の夜

夏の奈良を静かに楽しみたい方には、「燈火の茶会」も気になります。「なら燈花会」の灯りが街を包む夜。蝋燭を手に猿沢池と茶論を巡りながら、夜話と抹茶を楽しむ特別な茶会です。灯りを落とした空間で味わう冷素麺や菓子、抹茶。観光というより、“夜の奈良に身を置く体験”に近い時間かもしれません。
開催日:8月1日、2日
時間:19:00〜20:00
場所:茶論
定員:各回5名
価格:8,800円(税込)
予約:予約制
おわりに
暑さを避けるのではなく、その土地に根づく知恵や文化の中に“涼”を見つける。
流しそうめん、氷、茶会、灯り―― 鹿猿狐ビルヂングには、奈良の夏を心地よく過ごすための風景が広がっています。観光地を巡るだけではなく、土地の文化を「体感する旅」を楽しみたい方にとって、この夏の奈良は、きっと新しい発見のある場所になるはずです。
ぜひ、奈良に息づく“涼文化”を、目で、手で、舌で味わいながら、自分だけの夏の時間を見つけてみてはいかがでしょうか。
【公式サイト】https://nakagawa-masashichi.jp/shikasarukitsune
