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【試写会プレゼント】命のぬくもりと小さな恋。黒木華主演、映画『せかいのおきく』4月28日全国公開

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阪本順治[脚本・監督]インタビュー

『せかいのおきく』プレスシートより(一部抜粋)

――本作は阪本監督にとって、初のオリジナル脚本による時代劇ですね。

時代劇が面白いのは、資料に沿いつつも誰も実際に見たことがない時代なので、脚本の自由度が高いところです。僕の大好きな『人情紙風船』や『幕末太陽傳』、それから戦前戦後の時代劇をあらためて観てみたら、すごく自由にやっているんですよ。

江戸時代にそんな言葉はない、という言葉もあえて使っている。今回の作品でも、時代考証的にはあり得ない言葉を、それが心情などを表すのに適切なら使っています。携帯電話が出てこない時代は面白いとたびたび言うんですが、やはり時代劇は面白いです。

――主人公のおきくを演じた黒木華さんの魅力はどこにありましたか?

ご一緒するのは初めてでしたが、着物を着た時のたたずまいなど、あくまで自然体ですよね。

最初に撮った『第七章 せかいのおきく』でおきくがお辞儀をする場面、その膝から折れるようにしてお辞儀をするさまが素晴らしかったんです。日ごろから時代劇の所作を鍛錬していなければ、あんなふうに下駄履きで歩いたり、小走りしたりもできません。その点、黒木さんは申し分なかったです。



――本作は人のぬくもりを感じさせると同時に、人間を取り巻く自然の美しさも感じさせます。

大仰にいえば、共生ということですよね。すべての営みは自然を中心に循環していく、ということがこの作品のひとつのテーマだとすれば、自然描写はとても大事だったと思います。だから今回は川や池、あぜ道や竹林といった自然の描写が多いんです。

モノクロ・スタンダードサイズで撮ることは以前から憧れでしたが、今回はモノクロで撮ることにより風景が視覚的に単純化され、力強さが生まれたような気がします。


『せかいのおきく』

黒木華 寛一郎 池松壮亮 眞木蔵人 佐藤浩市 石橋蓮司

脚本・監督:阪本順治

製作:近藤純代 企画・プロデューサー:原田満生 音楽:安川午朗 音楽プロデューサー:津島玄一
撮影:笠松則通 照明:杉本崇 録音:志満順一美術:原田満生 美術プロデューサー:堀明元紀
装飾:極並浩史 小道具:井上充 編集:早野亮 VFX:西尾健太郎 衣装:大塚満
床山・メイク:山下みどり 結髪:松浦真理 マリン統括ディレクター:中村勝 助監督:小野寺昭洋
ラインプロデューサー:松田憲一良 バイオエコノミー監修:藤島義之 五十嵐圭日子

製作:FANTASIA Inc./YOIHI PROJECT 制作プロダクション:ACCA

配給:東京テアトル/U-NEXT/リトルモア
© 2023 FANTASIA

2023年4月28日(金)GW全国公開

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