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【萩原利久】暑さにだけ強い青年がヒーローになる! SFコメディ時代劇『大江戸スチームパンク』[インタビュー]

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『大江戸スチームパンク』の台本を読んでどう思いましたか



ヒーロー! 江戸!? 甲冑? 蒸気力???

ドラマのお話をいただいて台本を読む前に目に入った言葉なんですが、その時は“なんの話だ?”と思いましたね。言葉だけ見ていると全く結びつかず理解するのが難しかったです。(笑)

台本を読んでみると、すごく遊び心が詰まった大江戸があって、とても面白い話でした。

実際に現場へ行ってみるとセットや小道具、使うことのない道具まで遊び心にあふれ、様々なアイデアが詰め込まれたワクワクする「大江戸」が作られていていました。

“平賀源内”や“天草四郎”など個性的なキャラクターが数多く登場していて楽しいですし、大江戸を作り上げているアイテムも見てもらえるとより楽しめるかもしれません。


ヒーローを演じてみていかがでしたか


必殺技で敵を倒すとかって、普通に生活している中では存在しない世界ですよね。それが出来る世界だったので嬉しかったですし、少年時代に戻った気持ちでワクワクしました。

ヒーローっていうと、“強くて優しくてどんな時でも助けてくれる”ウルトラマンとか仮面ライダーとかみんなが思い描く“ザ・ヒーロー”ってイメージがありました。

ただ、佑太は完璧なヒーローではなくてポンコツなんですよ。(笑)

かっこいいわけでも無い。出来ないものは「出来ない」って言ってやらないし。「やべーどうしよう」ってテンパるし。周りの人に助けてもらわないと何も出来ないんですよ。それなのに困っている人の為になんとか役に立とうとする人間味のあるヒーローなんです。

そんな人間味の強い佑太を演じていて、すごく楽しかったし好きになりましたね。


演じた後、自分の中のヒーロー像に変化はありましたか

日光江戸村で撮影したんですけれど、甲冑を着て待っていると子供たちが目をキラキラさせて近くに寄って来てくれるんですよ。嬉しかったですね。撮影中、一番ヒーローを感じた瞬間かもしれません。

完璧な“ザ・ヒーロー”っていうヒーローも憧れるんですけれど、佑太のように弱い所をさらけだせる人間味のあるヒーローもいいなと思うようになりました。佑太を演じて自分のヒーロー像は少し変わったかもしれません。


「蒸気風呂我慢大会」で一騎打ち中の佑太(萩原利久)と弥助(佐野岳) ©カルチュア・エンタテインメント/「大江戸スチームパンク」


着物での撮影で難しい所はありましたか


着物で大江戸という世界だったので、江戸所作とか意識しないといけないかなと思っていたのですが、必要以上に意識する事もなく江戸っ子ぽいところがあったり現代の人のようであったりとそれぞれのシーンに合わせた形で行えたので難しい所はありませんでした。

着物ではなないんですけれど、草履で走るのは難しかったです。何回かすっぽ抜けて裸足になってしまいました。


シマヴァラン(芦名 星、中川晴樹、阿見201) に襲われ倒れている佑太(萩原利久)とそれを支える源内 (六角精児) ©カルチュア・エンタテインメント/「大江戸スチームパンク」


力を数十倍に高める“蒸気力甲冑”を身にまとっていかがでしたか

重いんですよ。(笑)

甲冑はかなりの重さがあって、気合いを入れて着ないとよろけてしまうんで「よしやるぞ!」とスイッチを入れてから着ていましたね。初めのうちは、どこに力を入れれば安定するとか分からなかったのでスタッフさんに支えてもらっていました。

脱ぐのも手伝ってもらわないと脱げなくて、トイレに行きたいって思ったら手の空いているスタッフさんに声をかけて手伝ってもらっていました。

普段の撮影では話す機会がないスタッフさんとも話す事ができて良かったなと思いますね。その意味ではありがたい “蒸気力甲冑” でした。


平賀源内(六角精児)の診療所に入る蒸気力甲冑を着けた佑太(萩原利久) ©カルチュア・エンタテインメント/「大江戸スチームパンク」


日光江戸村での撮影はいかがでしたか

小学生の時、遊びに行って以来、10数年ぶりに行ったんですけれど、その時の楽しかった気持ちと同じでワクワクしました。

日光江戸村の関所(入口)を通ると江戸の世界が広がっていて、気持ちが江戸の町に入り込んじゃいますよね。自然な流れで関所がオンオフのスイッチにもなっていて、大江戸の世界と現実の世界とを毎日行き来する感覚でした。

待ち時間は少し寒かったので共演の皆さんとストーブを囲むように座ってしゃべっていました。経験や知識が豊富な方が多く、とても勉強になりました。過密なスケジュールで撮影は進んだんですけれど、皆さんとコミュニケーションがとれて本当にいい時間でした。


お照(岡本夏美)を救おうとシマヴァラン(芦名 星、中川晴樹、阿見201) に立ち向かう佑太(萩原利久) ©カルチュア・エンタテインメント/「大江戸スチームパンク」


日本の文化で興味がある事はありますか


今、一番興味がある日本文化は日本酒です!

二十歳になって出会ってしまいました。(笑)

日光にいる時もスタッフさんと一緒に日本酒を飲んだり、日本酒について教えてもらっていました。まだ、種類や銘柄とか分からないのでもっと知りたいし、色々と飲んでみたいです。熱燗も飲んだ事がないので味わってみたいです。

いずれ自分の好きな味や銘柄が言えるようになりたいですね。

それと、日本食も好きです。和食って世界的にも注目されているし、食文化として大切にしたいですね。

あと、忍者!

ドラマの中にも忍者が出てくるんですが、見るたびに「忍者かっけー!」って思っていました。その時の僕は、子供がヒーローを見るような目になって見ていたと思います。

男って単純でかっこいいものに憧れますよね。でも、そんな単純で純粋な部分は失いたくないですね。


最後に皆さんへメッセージをお願いします

大江戸スチームパンクは、個性豊かな人が多く登場し、様々な遊び心がたくさん詰まった作品です。どこを見ても楽しめる作品なので、ぜひ、見て楽しんでください。

また“佑太”も子供たちが憧れるヒーローになるよう頑張っています。応援してください!



「子供たちが目をキラキラさせて来てくれるんですよ。」と、とても嬉しそうに話しているのが印象的でした。待ち時間もヒーローでしたね。

役に立とうと奮闘する“佑太”は、大江戸を守る事が出来るのか? 子供たちに憧れるような活躍をするのか? 本作が楽しみです!

ちなみに、変身は「蒸ーーー発!」といって変身するそうです。「ベルトは使いませんよ。(笑)」ともおっしゃっていました。

どのような変身ポーズなのか、本作でぜひチェックしてみてください。


ヘアメイク:Emiy
スタイリスト:壽村太一



時代劇 × SFドラマ
『大江戸スチームパンク』

2020年1月18日(土)スタート

テレビ大阪 毎週土曜日 深夜1:26〜1:56(関西ローカル放送)

TSUTAYAプレミアムにて独占配信!

2020年1月18日(土)深夜テレビ放送終了後より配信開始 ※他社見逃し配信を除く

[公式サイト]>>https://tsutaya.tsite.jp/feature/original/o-edosteampunk/index?sc_cid=tvo-hp


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ひで

ひで

興味から参加した川中島合戦戦国絵巻。
鎧をまとい、手には槍に模した棒、腰には模造刀を持ち、いざ、敵軍に向かって出陣!かなりのハイテンション!
イベントの仕事でご一緒した忍者の末裔。ガチの忍者の動きを真似てみるが、鍛錬されている動きについていけず、改めて、本物のすごさに気付かされる!
初めて、着物を着ても普段の動きと違い所作の大切さに気づく!
あれ?難しそうって思っていた芸能も少しわかっちゃうと面白いぞ!のめり込んでいくのがわかる!

日本の文化というと様々ではあるが、気になったものやその時出会ったものに「まずは、やってみよう!」で、学び、体験し、きっかけ作りとなるよう伝えていきたい。

知らないことを知るって楽しいことですね^^

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